衛星の「日本映画チャンネル」で初めてみた。
これは面白くない。
構造が良く無い。
最後夢落ちであったりするのはべつに映画的表現としてあったりまえにあってもいいけれど、それをやるには中身が希薄で水で薄めた感じ。
この映画せいぜい10分くらいの短編の内容しか持たない。
基本的に夢落ちって10分以上やっちゃだめだよ。ねぇ。

秋葉原の風景にリアリティを感じさせ、オタクの部屋に切なさを感じさせるならば、その映像としての魅力はもっとあってもいいはずだし、その魅力がどういう構造に活かされるべきなのか?
ってことをいろいろ考えて作るべきなんだと思う。
そのシーンにある程度の長さが与えられた場合、絶対に意味が期待される。
オタクをさらにリアリティをもたせてクリエイトした場合も同じく意味を期待される。
その過度の期待から、構造的に逃げながら2時間サイズに伸ばしてしまった感じがする。
であるからして、シーン一つ一つがさほどマニアックに見えなく、つまらない。
まずそれでつまらない。
あとは、まあ、いろいろとつまらない。
とにかくおれ単純に退いてしまう。
オタクにではなく、ばかばかしさに、というところが作品として痛いのよ。

「ナポレオン・ダイナマイト」があんなに面白いのに邦題「バス男」とかつけられて、
あれは迷惑な話ですよ。
なんか特徴的なTシャツ着てるところも似てるんだけど...。
これもやっぱり「ナポレオン~」のほうがイカしてる。
ナポレオンのほうが先にできてるわけで、日本で公開されていないだけで、あちらでは有名な映画。
だとすると妙なことになってくる。
と思わない?
おれ思うよ。
ほんと痛い映画だよこの「電車男」。

「ナポレオン・ダイナマイト」につけられた邦題、自分はほんの気まぐれでつけられたとは思わない。
なにか裏がある。
贖罪の念?
う~ん。
われわれはきっとだれかに舐められているにちがいない。
すくなくともそう考えることはできる。
こんなものよろこんで観てる場合ではありませぬぞ!