ぼくはジミな映画がけっこうすきで、
車も大好きで、当然きれいなおねいさんも大好きだ!
というなら観てもいい。

自分は映画が実際どういうふうに作られるのかその初期段階の話の流れとかぜんぜん知らないけれど、
この映画はリアリティとくだらなさの同居した不思議な味がする。
脚本があのリュック・ベッソンで、監督は車のCMなんかのベテランの人らしい。
いろいろな思惑のありげな感じはする。
なにを言わんとしているかは推して知るべし。

車へのこだわりはけっこういいんじゃないかなー。
自分はプレステのGTシリーズは「3」からはまっていて、それでドライビングに目覚めたくらい好き。
そこでしかみたことのないような車Pagani Zondaっていうスーパーカーが出てるよこの映画。
けっこうレア。

主人公ミシェル・ヴァイヨンはかなり超人的な究極とも言えるくらいのレーシングドライバー。
目隠しでコーナーまでの距離の読み上げだけで例のPagani Zondaで全開にしてコースを周回できるくらいすごい人。
ここもわりとばかばかしいシーンなんだけど、なかなかしびれる。

前半のラリーのシーンとかもかなりリアリティのある撮り方でいいかんじいいかんじ。

あと「おねいさん」っていうのは、汚い手を使ってくる敵チームのオーナー。
この目と口のでかいモデルばりのおねいさんが手口がきたなくて最高。
ここにかわいげを視るか、単なる憎たらしさを視るかが男の器の大小に関わる。
(にしてもキレイすぎるか...)
当然フランス人はそういうこと考えない。
最後まで悪役の人そのものはそんなに責めたりもしないので、ある意味、かなりのスポーツマンシップを発揮してる映画。

おれ「TAXI」なんかよりこっちが好き。
リアリティな部分で手腕を発揮した監督がいい人なんだよこれ。
全体がそんな「いい人」感がするもん。
「TAXI」はなにかコメントするほどの映画じゃない。
子供むけだよねあれ。