これは笑アップした「ワイルドスピード」だな。
おこちゃまむけかな。

 

はじめなんか見ててちょっと地味な感じで、カットもなんかあらっぽくつないでいる感じもするけれど、
中盤から一気に元気出てくる(笑)。


最後に出てくる、まあ車で言えばマクラーレンF1のようなバイクの疾走シーンなんてもう馬鹿炸裂でもって、
納め方もなかなか笑えるしグッド!
エンジンをクールダウンするかのような演出。
でもこのバイクのすごさは、自動車評論家福野礼一郎さんの本にあるところのマクラーレンF1の記述と自分の中できちんとだぶる!
なかなかわかってるじゃんこいつ!って感じは受けた。

 

でもストイックさまるで無し。
すげぇ不真面目な映画!
シリアスなとこでデイブ・スペクターばりのギャグかまされて放置されてる感じがする。
そんな撮るがわのクールなギャグでのサービス精神は歓迎すべき点。
いろんな面で中途半端てんこもりでうれしい。

 

こういう映画ってキャラが中途半端に魅力あるもんだから始末に負えないね(笑)。
ワイルドスピードの主人公よりは魅力あるな。
あとFBIの男とか、この脇役のために妙に映像力入ってたりして笑える。
作品にかかわるスタッフの態度みえみえな感じですがすがしい。

バイクのクロームメッキのイメージもどぎつく、好感もてる(笑)。

 

ある種「ワイルドスピード」的なスピード狂な危うさとバイク趣味のストイックさを期待しながらみていて、
突然ノーモーションで中途半端なギャグかまされたとしたら、あなたはどうですか?
これ観てなんとなく理解(誤解)できるのは「こいつら(アメリカ人全般)ってストイックさかけらもねぇな...。」ってこと。
たとえば日本ではドリフト(D1)って競技にだってストイックに挑んでるでしょ。
アメリカはもっとおおらかに楽しんで参加してきてるように感じるし。

 

それを許容しうる気持ちの大きさは人間常に必要だな~って感じた。
心からそう思える。
こういうのって「少林サッカー」などとは違って、ある種まじめにふざけた連中描いてるところに、突然「映像的おふざけ」が割り込んでくるから反則だし、悪くいうとぜんぜんだめな映画なんだと思うけど、自分は許す、これ。
一般に言うコメディとかギャグってカテゴリに入れないでくれよっていう妙に別なセンスを感じる。
画面から受けるセンスはけして悪く無く、いいとこまでいってるもんね。

好き嫌いはあると思う。


観るに際してはけっして構えてちゃだめで、構えを解くように促される感じ。
心の準備も良し悪しで、あんまり準備しすぎてると中途半端なアメリカンジョーク的なものに肩透かし食らいかねないし。
ようするにリラックスしてなんとなく見始めたほうがハマれる。
変に構えてると、ノーモーションギャグに一瞬置いてかれるはめになる。
ほんの一瞬だけどね。


ある種妙にニュートラルな映画かもしれない。
そのニュートラル感からイキナリ一速で一瞬アクセルぽんと開けるもんだから(全開ではない)ガクっとやられるでしょ。


たしかに「トルク」ではある。