第二の挑戦は作られなかった、として有名な映画。
そんなことよりも「マトリックス」は「甲殻機動隊」ってよりもこっちだろうな。
なんか原作はアメリカの大衆むけシリーズアクション小説なんだそうな、どっかのウェブに書いてあった。
そう、ちょっと気になってしらべてみた。
でも意外にも「マトリックス」と絡めて言われていないので、(当時)なんかあれれ?といった印象もあった。
みんな口をつぐんでいたのかな?
それとも認めたくなかったのかな?
でもあきらかに「マトリックス」は大筋で「レモ」なんだ。いまさらながら。
これは昔ビデオで借りてみたんだ。
それ以前にビデオ化される前にテレビでちゃんとコマーシャルしてたよ。
それで覚えてて「こりゃかっこええぞ!」と思っていたから後にビデオ借りてみた。
ビデオ観てみて、ほほう、なかなか痛快だねぇ!って思った。
けっこうはまった記憶がある。「はまった記憶がある」なんてなんとも客観的すぎて無責任すぎるよね。
で、自分が映画観るときって、やっぱりちょっと偏っていて、
「どんな美点があるか?」って観点はポイント高い。
ストーリーってあんまり関係ない。
だってストーリーだけなら小説のほうがきっと面白いよ。
そんなんじゃなくて、映像的美点をまちかまえていて、それがばしっとハマル映画は自分的になんでもかんでも「いい映画!」ってことになっちゃう。まあ、そんなにまちがった見方じゃないと思う。
それで、レモはそれに少なからずハマッタんだよ!
ハマッタ点。
1.「シナンジュ」(?)
設定上の。つまりさ、「え?それってなに?」ってこと。
意表つかれたもん。馬鹿いってんじゃねっての!って思いまがらも、おれは好きだった。
2.玉よけ(!)
これが「マトリックス」を生み出す直系の祖先と言われる部分。
マトリックスではテクノロジーを使って速度をスローに見せて逆に「速さ」を表現するということで画期的。
レモでは、なんか「踊り」のようにして避ける。
この「踊り」であった点が美点であったといえる。
引き金を引くときの筋の動く気配だか音だかを聞いて発射のタイミングを悟るシナンジュならではの技術。
よけるときの踊りはだいたいターンによる。
スマップとかやったらきっともっと上手だと思う。
このターンと意味ありげな手の動きがもうすごくよくてね....。
「マトリックス」でも「レモ」でもそうだけど、自分的にどちらもテレビCFみて「こりゃいいね!」って関心した映画だったってこと。
それと「踊り」あってこそのキアヌのあの「ポース」なんだと言える。
あそこがとりわけ映画を代表する看板的な「カタチ」であるのは、監督のそういう記憶とシンクロする点なんだ。
当然「それがやりたかったんだ!」、というわけ。
遺伝子を同じくするものの美点がまさに同一の点だという点で、照合結果は「同一」である。
まあ、以上かな。
大筋のキャラクターの配置とかその受け持つ意味とかも似てるんだよマトリックスに。
もうほぼ完全にコピー。
まず、主人公が日常から自分の認知しない非日常に他力によってひきこまれる。
東洋的スピリットを体現する師匠と出会う。
修行する。
タマよける。
これだけ重なってたら十分だよ。
「甲殻機動隊」に関してはむしろ、非常に表面のディテールだけまねっこしたにすぎない。
影響を与えた、って内容ではない。
「甲殻機動隊」からさらに時代がかわってAIに支配されてる状態まで自分たちで想像してるんだろうから、それは影響っていうか正常進化と言える。(アニマトリックスは観てないけど)
根本的に監督に深くトラウマを与えた原因は「レモ」である。
そういうことだから、「レモ」のリメイクという行為こそ、ブルースまんま使ってハードロックにしてしまっていたジミーペイジと同じ、極めてクリエイティブな行為として称賛に値する部分。
念のため書いておくにとどめる。