これは好み(笑)。

浅野忠信が「牛若丸」というより、「遮那王」という呼び名で
自分の中ではかなりしっくりはまってしまった。

設定が定説とは逆転している映画で、それでも
「なんかこんなのも有りうるかな....」
と思える(自分は)。

お話の中のエピソードをばらばらにして、ダークサイド寄りに再構築して
「すげぇかっこよい遮那王」を作ろうとした映画だと思う。

牛若丸が橋の上で笛吹いてないところがいい!
弁慶のイメージを変えてしまった。
この映画、いままでのそういったキャラクターのもつ古びたイメージに
挑戦して、変えることに成功している。

やりたかったことは実はそこにあるんじゃないかな?
とすら思える。

邦楽っぽい感じの今までの古い義経は、この映画でヘビメタっぽく
暗闇でぎらついて魅力的だ。

しかしかなりジミな映画で、台詞がかなりぼそぼそ聞き取りづらい。
それもまた雰囲気で、まあ、そんなことはいいんじゃないかと思う。

それよりも、いままでの義経のイメージ、弁慶のイメージを、
あざやかに変えてくれた。
そういうところに価値のある映画。