以前にBE.Ainsworthらの論文、『Compendium of Physical Activities: classification of energy costs of human physical activities』(1992)をコピーしたはずだが、見当たらない・・・
ということで、また図書館でコピーをとった。

訳すと、『身体活動概説:ヒトの身体活動についてのエネルギー消費の分類』といった感じでしょうか。
この論文は日常生活における各種の身体活動の強度をMETs(metabolic equivalents)で表しており、論文中にある身体活動の種類は500以上にもなります。
例えば、

3.5(METs) 家事: 家や小屋の一般的な掃除
6.0      仕事: 空気動力工具のような重い動力工具の使用(削岩機、ドリルなど)

10.0   スポーツ: (競技的な)サッカー

というような表記になっており、上記の家事については安静時代謝(安静座位でのエネルギー消費量で、これを1METとする)の3.5倍の強度ということになります。
1METは酸素摂取量にすると3.5ml/kg/min(1分間に体重1kgあたり3.5ml)です。
もし、上記の家事を1時間行なったとすると、1METの3.5倍なので、

3.5ml/kg/min × 3.5METs × 60分 = 735ml/kg/時

となり、体重1kgあたりの1時間の酸素摂取量が求まり、さらに酸素1ℓの熱量を約5kcalとすると、

5kcal × 0.735ℓ/kg/時 = 3.68kcal/kg/時

が導かれ、1時間に体重1kgあたり3.68kcalを消費することになります。
ちなみにこの消費カロリーはMETsの値“3.5”とほぼ同じになります。
つまりMETsは、ある運動を1時間行ったときの体重1kgあたりのエネルギー消費量を表していると言えます。
仮に、体重50kgの人が上記の家事を行なったとすると、

3.68kcal/kg/時 × 50kg = 184kcal/時

となって、1時間に184kcal消費することになるわけです。



で、やっと本題に入るわけですが・・・・・^^;
この論文には“Sexual activity”というカテゴリーがありまして。。。エヘ
そのMETsは

1.5METs Sexual activity: Active, vigorous effort
1.3METs Sexual activity: General, moderate effort
1.0MET  Sexual activity: Passive, light effort, kissing, hugging

となっているんです。
つまり、かなりがんばっちゃうと安静時の1.5倍、まあ普通に(普通ってわかりませんが)がんばっちゃうと安静時の1.3倍、いちゃいちゃしてるくらいなら安静時と変わらないエネルギー消費ってことなんです!
これってどう思いますか?
僕はあのときのドキドキ感やぐったり感から考えると、意外とエネルギー消費は少ないのね・・・って思うのですが。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
参考になりましたか?




スポーツ一考