昨日は『Fasciaリリース』の勉強会に参加してきました。![]()
ドクターから治療家、トレーナーまで幅広い職種の人たちが集まったもので、なかなか実りのある内容でした。超音波エコーを使ったもので、非常に面白い勉強でした。
Fascia(ファッシャ)と言う聞きなれない英語ですが、我々の業界でこれを訳すと一般的には「筋膜」などと言われると思います。
私もアメリカで解剖学やスポーツ医学を勉強していた時には、単純に「膜」を指す言葉だと思っていました。
近年、日本では「筋膜リリース」といった言葉が流行っていて、特に国家資格を持たない整体師やトレーナーなどの間でもてはやされているようです。それに関する図書も多数販売されています。(私も何冊か持ってますが・・・)
ただ、 最近の進んだ研究(MPS研究会にて聞いた話)では、もはや Fascia は 筋膜 とは呼ばないのが常識になっていて、要するに「筋膜リリース」とは呼ばずに「Fasciaリリース」と呼ぶようになっているのです。
そもそも、筋膜はいろんな組織にくっついているために、筋膜だけをリリース(引き離す)ことはできないわけです。なので、俗に出回っている「筋膜リリース」なる手技は、厳密には正しい言い方とは言えないようです。(まあ筋膜リリースという名のストレッチみたいなものもあるけど・・・)
では Fasciaとは何か?
それは、「内臓(髄膜・胸腹膜)、皮下組織、脂肪、筋膜、靭帯、腱、関節包、神経周囲膜、硬膜など」を指す言葉と定義づけられるようです。![]()
まあ、そのFasciaの部分で、人は痛みを感じるようで、そこを押すと痛がるわけです。
これをトリガーポイントと呼んだりするのでしょうけど、前回トリガーポイントについて少し書きましたが、今回の勉強会でわかったことは
トリガーポイントは、「過敏化した侵害受容器」のことで、必ずしも硬結があるというわけではないそうだ。
侵害受容器のことを、ポリモーダル受容器と呼んだりするが、そもそもこのポリモーダル受容器は筋線維には存在しないことから、筋肉痛という呼び方は本来おかしくて、「筋膜痛」と呼ぶのが厳密のようです。
そんなわけで、古くから本に書かれてることも最新の研究によって、いろいろと明らかになってきていて、常識もアップデートされてきています。
古い知識ばかりに頼らず、新しい情報を更新して整理しながら日々の臨床に役立てたいと思います。![]()
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