おはようございます。
Albertです。
本日のネタはOTFパッケージの導入です。
(OTFについては、
ここを参照)
なぜ急にそんなことをしたのかといいますと、
今度学会発表の際に概要原稿を提出するのですが、その際にフォントが指定されているんですよ。
ただ、埋め込みなら指定されたフォント以外も使えるとのこと。
さすがに、よくネットで見かける“みかちゃんフォント”といった、かわいい系フォントは使いませんが、
TeXユーザーの私は、
「少しでもかっこよく」をモットーにしているものですから、フォント選びにも力を入れたいわけです。
(“みかちゃんフォント”については、
ここを参照。)
で、恒例のGoogle先生にどうしたらいいか質問。
解答としては、
1.必要なパッケージ(otfdevel.tar.bz2)をダウンロード
2.その後解凍し、/usr/local/share/texmf に展開
3./etc/texmf/dvipdfm/cid-x.mapに以下の項目を書き加える
hminr-h H Ryumin-Light
hminr-v V Ryumin-Light
otf-ujmr-h UniJIS-UTF16-H Ryumin-Light
otf-ujmr-v UniJIS-UTF16-V Ryumin-Light
otf-cjmr-h Adobe-Japan1-6 Ryumin-Light
otf-cjmr-v Identity-V Ryumin-Light
hgothr-h H GothicBBB-Medium
hgothr-v V GothicBBB-Medium
otf-ujgr-h UniJIS-UTF16-H GothicBBB-Medium
otf-ujgr-v UniJIS-UTF16-V GothicBBB-Medium
otf-cjgr-h Adobe-Japan1-6 GothicBBB-Medium
otf-cjgr-v Identity-V GothicBBB-Medium
4.mktexlsrを実行
と以外に簡単。
さっそくUbuntu 9.10でも実行。
難なくクリア。
次にVine 4.2で実行。
ここで問題。
3.に書いた、/etc/texmf/dvipdfm/以下に“cid-x.map”が存在していない!
/use/share/texmf/dvipdfmにも存在していない。
$TEXMF/fonts/map/dvipdfm/base以下にも存在していない。
???
もういちどGoogle先生に尋ねたが、いつものようなスマートな解答を教えてくれない。
はてさて、どうしたものか。
大学のVineでは、
/usr/share/texmf/dvipdfm/config
以下に、存在しています。
OSによって、異なるのか・・・。
そこで、苦渋の決断。
dvipdfmxを再インストール。
すると、見事に日本語を含むファイルのコンパイルが出来ない(笑)
エラーメッセージ等を確認すると、dvipdfmxで必要なファイルを開けないとのこと。
さらに調べてみると、インストール先がVineの定義した場所と違う場所になっている。
(/use/local/share/以下)
そこで、インストールディレクトリをVine規定の場所に移す。
(パスを再定義でもいけるはず。)
すると、見事に成功!!!
dvipdfmxがちゃんと動いてくれました。
あー疲れた(笑)
そして、先ほどなかったと言ったcid-x.mapも、ちゃんと
/usr/share/texmf/fonts/map/dvipdfmx
以下に作ってくれてました。
ここで、先ほど記したおまじない(?)を書き込むと、otfパッケージが使えます。
使いかたは、
\usepackage{otf}
でOK
ではでは。