前回の続きです
世帯年収1050万、自己資金3000万以下の方が大手ハウスメーカー営業に大丈夫です買えますよと言われ、 大丈夫です履いてますよレベルに安心した後に続く悪手が「延床を減らす」です。
インスタやアメブロのマイホーム先輩方が口をすっぱくして伝来して来た、
予算が足りない場合、最強の減額方法は
「建築会社を変える」なのにそれをしない。
本契約時は予算内でもオプションでオーバーする。
ポルシェと同じ商法ですね。
初期に安く買えると思ったらオプション項目が多すぎて、最終金額が高額になる。
住友林業だときこりん税として消費税以外に10%乗ります。
超有名建築士の伊礼智先生が提唱する「小さい家」の思想は延床25坪以下で効果を発揮しますし、そもそも伊礼先生の家は小さいけど高額です。
それをハウスメーカーが悪用し、予算が足りないなら家を小さくすれば良いと言う。
数字で見てみます。
大手ハウスメーカー購入者の平均延床は120㎡(約36坪)でした。
某ハウスメーカーの35坪間取りが下記です。
4.5畳の和室はありますが、パントリーは無く、土間収納もほぼ無く、ダイニングテーブルは6人では座れず、ソファもL形カウチは置けない。ファミリークローゼットも2階なので毎回2階に洗濯物を持って上がる。
ですが、4人以下での生活、収納力としてはとても充分な間取りだと思います。
これが買えなくて延床30坪に減らします。
すると、和室が完全に無くなり、LDKも19畳→18畳にダウン。
子供のおもちゃ置き場が無いのでソファ前におもちゃが散乱し、畳む前の洗濯物は脱衣室に溜まる。
ソファに1人しか寛げないので、食後は各自の部屋に籠ります。
ハウスメーカー営業がLDKは畳数で語るな!ソファを置かない家!断捨離して物を減らす!とか意味分からない事を言い始める理由はコレです。
小さい家でも感覚的な広さ演出はできますが、家具や人を配置すると物理的に無理が出て、置き場所や居場所や収納が足りない。
ヤバい会社はソファやテーブルを縮小表示して広い家に錯覚させます。
(上記はテーブル幅1500 ソファ幅2000)
2階リビングとか水回りだけ2階のテクニックもありますがそれはまた記事に。
結論ですが和室不要等の話は置いておいて、自分の資産に合った建築会社を選ぶには延床35坪の広さを買えるかどうかで判断すべし(東京の場合は延床25坪)
大手ハウスメーカー以外で延床35坪の価格は別記事にまとめます。
(建築会社探しのテーマ)