月に一回の贅沢だったけれど、
地下鉄に乗って、美味しそうなに匂いが
漂っているラーメン屋さん、ショーケースの中のサンプル・・・
給与5万円、国民年金1万・(健康保険は次の年から)
住み込み食費込費用3万、残ったお金は1万円位だったか…
それを貯金してたな…
その頃はまだバブルが有った頃なので、
初任給24万円とかいう友達の話を聞いて、
羨ましくも思ったけれど、其々の領分と言うものかも知れない。
「いつか独立して」と言う夢を確かに燃やしていた時期だった。
手元に残った1万円だって、大切なお金。
お客様の財布を見る事が多い日銭の商売、
一万円札が束になって入っていたり、金色のカードがチラホラ・・・
そんなお金だったけれど、
時には贅沢してみたい気持ちは消えなかったし、
金額こそ人と比較をすれば、取るに足らない金額だったけれど、
あの時の自分にとって、1万円とか、
千円と言うお金は確かに大きく見えた。
分不相応だったかも知れなかったけれど、
1000円位で五目あんかけ焼きそばを
ドキドキしながら頼んだ思い出が懐かしい。
贅沢と言うのは、
ドキドキする気持ちの
トキメキが大切なんだ思う。
給与もそれなりに上がって、懐に余裕が出来てきて、
ドキドキを忘れた頃から、贅沢に思っていた事も
贅沢に感じなくなったのかも知れない。
所得が少なくなるのは嫌だけれど、
良い意味であの頃(夢に走っていたあの頃)の
気持ちに戻りたいなと、最近つくづく思う事も多いです。
もし夢と言うものが無ければ、
単純に給与が良い仕事を探して、
言われた作業だけやって、
頑張れば30万円と言う仕事も沢山有った時代、
何時だってポッカリ口を開けてもいましたけれど、
自分がぽっかり空いた口に入ったら、
夢も又無くなるんだろうと思う。
当時はそんな崇高な事なんか頭にはなかったけれど、
1000円の五目あんかけ焼きそばを
贅沢したなと思って食べていた自分、
振り返っても見ればあの時の自分を
自分の中だけで誇ってもいいのかなと思う。
それを矜持とか難しい言葉でいう事もないけれど、
あの時自分にとって、贅沢をしたと思いながら
食べた物の味をハッキリ覚えている人も
沢山いらっしゃる様な気がするのです。
きっとそういう人は色んな意味で
「夢と言う調味料」を自らふり掛けていたからこそ、
心を支えられていたんだろうなと思います。
贅沢の味は
数年後に沁み出してくる。
それが「贅沢の味」って奴、
なのかもしれませんね。
ブログネタ:贅沢とは?
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