使い捨てカメラと購入時にご注意を!! | ♪DIVA STUDIO♪ 

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写真店のオーナー♪DIVA♪のDiary!!
便利な写真店の利用のしかたや写真・カメラのお話をメインに
いろいろ取り上げていきま~~~す。

みなさんおはようございま~~す 

デジカメやスマホあるいは携帯で写真撮影する方が殆どの現在、フィルムの需要が激減する一方です。
先日、ビックリすることがありました。
デジカメ写真のプリントを御注文にきた60代くらいの女性のお客様なんですが、いつもフィルムカメラをお使いされてたんですが最近、家電量販店でデジカメを購入されたそうです。

それで、「うちで購入して頂いたら安くさせて頂いたのにって」言った時に返ってきたのは、「兄ちゃんとこにも置いてんのぉ」って、
なんとそのお客様、デジカメは家電製品と認識していたらしく、写真屋やカメラ屋には置いてないと思っていたそうです。
オイオイ、デジカメもれっきとしたカメラでっせ~~っ
家電メーカーからもデジカメが出ているので仕方ないですね。

そんな陰が薄くなったフィルムですが、現在もプロをはじめアマチュアカメラマンなどフィルムを利用する方はまだまだ大勢いらっしゃいます。

その中で現在も根強い人気があり学生さんやご年配の方はじめよく売れているのが、使い捨てカメラです。
フジフィルムは「写ルンです」 コダックは「スナップキッズ」
そして今はもうなくなりましたが、コニカは「撮りきりコニカ」
などの使い捨てカメラがありました。
現在販売されているのはフジとコダックのみです。これらはメーカーのブランド名で「使い捨てカメラ」とは俗称です。
では、本名は「レンズ付きフィルム」と言います。どこからきたかというと、今でこそ、v使い捨てカメラはカメラらしい姿になりましたが、

今から20数年前、フジフィルムが写ルンですを発売した当時の姿が
 
これです。そうなんです。フィルムの箱にレンズなどを取り付けたような姿だったのです。初代はフラッシュも付いてませんでした。
 ISOも現在は最低400ですが当時は100というのもありました。
のちに100が廃止になり400が登場しやがて800と1600が登場しました。
 
現在当店で販売している「写ルンです」シリーズです。

 
これが現在の写ルンですの本体です。

現像に持ってきて頂くと
 
この使い捨てカメラ用の専用ピッカーで

こうやってフィルムハウスのふたをこじ開けます。
 
これが開けた状態です。左の丸い部分にパトローネといってフィルムの缶が入ってます。そして横長のところにフラッシュ発光用の電池が入ってます。以前は単三電池でしたが現在は殆どが単四電池が入ってます。
フィルムが使い終わってもこの電池はほとんど新品と同じくらい電気が残ってます。リモコンや電卓などに使えます。
でも、絶対に自分で出さないようにして下さい。使い捨てカメラはメーカー問わずすべて、ねじ止めされてなく、はめ込みになっていますので、
下手すると真っ二つになってしまいます。中にはフラッシュ発光の基盤があり電気をためておくコンデンサーもあります。たとえ電池を抜いても
コンデンサーに電気が残っているため、基板を触るとビリッと感電します。
すべて共通ですが、使い捨てカメラののフィルムはすべてカメラの中に出ており、撮影し巻き上げるごとにパトローネという缶に帰って行く方式になってます。そのため残数のカウンターも27、26、25・・・と大きい数字から下がっていきます。このため光線が入ってしまうことがあるので現像に出す時に、電池下さいというとたいていくれます。
但し商品に電池があるお店はくれないこともあります。

そして気をつけて頂きたいのが粗悪品の再利用の使い捨てカメラです。

こんな感じでメーカー名がなく、中のカメラ本体とパッケージが不釣り合いになってます。よく学生さんが購入されることがあります。
これは現像に出された使用済みの使い捨てカメラに別のフィルムを装填して販売しています。
 
使い捨てカメラはすべて、一旦フィルムを出すと爪が折れてフィルムハウスのふたが閉まらないようになってるので強引にテープで止めてあります。このため光が入ってしまってることがあります。
また、通常の使い捨てカメラは当たり前ですがすべて同じフィルムが入ってますが、こういった再利用の使い捨てカメラは1本、1本違うフィルムが入ってます。ひどいのになると現像できないフィルムも出てきます。
もちろんどんなフィルムが入ってるかは現像に出すまでわかりません。
まともなフィルムが入っていても、期限切れのフィルムの可能性が高いです。また入ってる電池も切れていることがあります。
 
大体200円から300円台通常の半額程度の価格で販売されてます
メーカーが書いていない、パッケージが不自然な使い捨てカメラは安くても避けて下さい、但し大手量販店や大手チェ-ン店でたまにお店オリジナルの使い捨てカメラがあり、これも格安ですが、これはその大手量販店などがフィルムメーカーに依頼してパッケージデザインだけオリジナルにしているだけで通常の使い捨てカメラです。

粗悪品は仮に電話番号とか書いてあってもデタラメです。
また現像に出したとき何かトラブルがあっても補償されませんし文句も言えません、苦情は購入したお店にいってもらうしかありませんが、
実は売ってるお店の方もそういうカメラと知らずに販売されてることがほとんどです。
フィルムも100円程度のものは気をつけて下さい。
フジフィルムやコダックなどのメーカーものならいいですが、100円前後なら期限切迫の可能性があります。でも使うのに支障はありません。
聞いたことのない海外メーカーやメーカーがわからないフィルムは避けて下さい。カラーネガの場合確認してほしいのはプロセス記号が入ってるかどうか見て下さい。箱とパトローネに必ず書いてあります。
プロセス記号は、C-41、CN-16、CNK-4の3種類のうちどれか1つ書いてあれば現像可能ですがどれも書いてなかったら現像できません。もちろん現像所も受け付けてくれません。
長くなりましたが、参考にして下さい

 
 



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