ヒグマの爪痕
まだ雪深い山の斜面を
スノーシューで登り、
ふっと見上げると
トドマツの木の幹にヒグマの爪痕。
よく見ると、あっちにも、こっちにも。
目的だったエゾモモンガの巣は
既に2ヶ所見つけたということもあり、
ここからはヒグマの爪痕探しに
熱が入ってしまった。
200m四方の森の中に
全部で10本以上はあっただろうか。
これほど密集しているのは初めて見た。
古いものから比較的新しいもの、
小さい爪痕から大きい爪痕まで。
色々なヒグマが継続的に
ここを訪れているのかもしれない。
爪痕が残るトドマツの木には
大抵ヤマブドウのツルが絡まっていた。
秋にここへ来ると
木に登っているヒグマの姿が
見られるかもしれないな。
夏頃にもう一度訪れて
無積雪期の下草の様子や
見通しなどを確認してみることにしよう。