白銀の世界へ
数日前に紅葉がピークを迎えたばかりであったが、標高1500m付近で昨日から雪が降り
始めている。
そして今朝、山小屋の窓からの眺めが真っ白な世界へと変わっていた。
小屋の周りは30㎝近くの雪が積もり、気温も氷点下4℃と一気に冬の世界。
ツルツルの夏タイヤを履いている僕の車は数日間ここに閉じ込められてしまうかもしれない。
まぁ、それも毎年のことであるが・・・。
今日は膝まである雪をラッセルして山の稜線へ登った。
冷たい風に吹かれてすっかりと体が冷えてしまったが、冬山の感触と景色がとても心地良かった。
大雪山の仕事も残りあとわずか。
残雪の山からまた白い世界へ戻るまでの3ヶ月半。本当に短い時間ではあったが、ゆっくりと流れ
る時間の中でたくさんの山に登り、自然に触れて貴重な経験ができたと実感している。
山の神に感謝をしたい。