高名な写真家の秋山庄太郎氏が、「福島に桃源郷あり」と称賛して毎年撮影に訪れていたのが福島県の花見山公園です。
いつかは春爛漫の時期に撮影に行ってみたいと思っていましたが、実現したのは2019年の４月でした。
桜や菜の花、花桃などが咲き乱れますので、この４月が最も人が多く、混む・・・というわけで、計画は夜行バスで朝４時に福島着、夜が明けるまで時間をつぶした後に花見山へ。
前日に季節外れの降雪があったということで、花見山にも雪が残っていましたが、きれいに晴れ上がりました。
遠く吾妻連峰が白く雪に染まり、花見山の花々とコントラストが言葉に表現できないほど美しいものでした。
この花見山公園は、農家を営む個人の持ち物。
それを日々手入れをしながら一般に公開しているということで、頭が下がる思いです。
人の少ない早朝から場内をぐるぐる回りながら撮影。
昼を迎えるころには、ツアーの観光バスも次々と到着し混み始めました。
昼にはシャトルバスで福島駅へ。
昼食とビールを買い込み、いざ新幹線へ。
時間的にはキツイ花見山弾丸ツアーでしたけど、満足感いっぱいの一日となりました。
またいつか行きたいな・・・って，今年は３月からコロナ対策で閉鎖されています。
前時代的なアナログチックな職場も、新型コロナウィルスの緊急事態宣言以後、交代での在宅勤務となりました。
久し振りの出勤で、帰路にチューリップ広場に寄ったら・・・
満開を迎えたチューリップはすべて機械で刈り取られていました。
見物客が増えることへの対策のようです。
仕方ないとは言え、何とも残念な結果です・・・。