ピローテガッセの集合住宅 | ありのす

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この後ショッテンリンクからU2の地下鉄にのり、郊外の方面へ。Aspernstraseアスペルンシュトラッセで降りる。

もう観光地区とは全然違うところ。普通にウィーンの人たちが住んでるところですね。

西側は行ったことあるけど、東は初めて。

ここはヘルツォーク&ド・ムーロンという有名な建築家(ハンブルクのエルプフィルハーモニーのホールを作った)が設計した集合住宅。

意外とこういう公営住宅が有名建築家だったりするので、本当にお金掛けてるなというか。それともボランティア価格で協力していただけるのだろうか。

建物西側の広い緑地。住んでいる方々がいるので建物の写真は撮れなかったが、そっと中を通らせて貰った。

中には小路が東西に通っていて、つながっているけど一軒一軒が長屋状態で庭もついて独立している。

お花を丹精するおうち、畑をつくるおうち、プールを置くおうち、ガーデンチェアにパラソル。果物の棚。

各々のおうちが庭を丁寧につくっているのが印象的だった。

緑が凄く多くて、日本の古い長屋の外から丸見え、ベニヤ感が全然無い(コンクリ建築だろうけど)。

市内からは確かにちょっと離れているが、住めるなら住みたいなあという公営住宅。

西にはこんな広い原っぱもついている。

こういう感じで全部で200世帯ほどあるらしい。縦横に小路が通ってるお陰で風が通る。車は全部右手の駐車場にまとめて停めるようです。とにかくね、緑地とかいうより木々に埋もれてるといって良い。

見づらいが、4行目くらいにJack Herzog&Pierre de Mouronというのが読めるかと。Baselはおそらくスイスかな。事務所の場所でしょう。

Siedlungというのが公営住宅のことです。ベルリンにも馬蹄形の世界遺産のジードルングがある。公営住宅のレベル高し。

この日はまだまだある。フォルクスガルテンに戻ってトラム1に乗り換えてブルグガッセシュタットハレという駅で降りる。

駅にくっついている図書館。

上まで全部階段状で登れる。

余談だが右のお兄さんが絨毯担いで通りかかったのでちょっとびびる。大きい物を持って歩いてる人意外といます。トラムが細かく通っているから車なくてもなんとかなるのかな。

階段が椅子代わりで憩いの場になっています。想像通り、風がとおって涼しい。

頑張って登ってみた。3階建てくらいの高さ。下は地下鉄の広場です。案外遠くまで見えた。気持ちいいが、降りるときちょっと怖いです。

色んな所にこうやって涼めてちょっと座れる場所があっていいな。

この日は初日で張り切ってしまって、プラーターから市の西側まであちこち行ってました。家族がトラムとか使い慣れているのでさくっと目的地に行ける。私はまだそこまで経路が頭に入ってないのでついてく感じ。使いこなせるようになりたい。