パリジャンの底力 | ありのす

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ニュースを見ていると、パリの襲撃現場におまいりする人のなかに、印象的な言動を散見目

「意地悪な人がいるから嫌なんだ」という小さな男の子に、パパが「テロに対抗できるのは花なんだよ」と教えてあげる場面。
「ろうそくは?」
「ろうそくは亡くなった人を慰めるためのものだよ」

バタクランで奥さんを亡くされた若いだんなさんが、テレビに出演。
「私はテロリストを憎むことを自分に禁じています。自分の息子を、人生の楽しいことをひとつも知らない無知な人間にしたくないからです。彼には楽しいことをたくさん教えてあげます。それが私の報復です」

共和国広場で、イスラム教徒の男性が目隠しをし、たたずんでいる。
足元にメッセージが。
「私はイスラム教徒です。私はイスラム教を信じていますが、テロを起こすことはありません。イスラム教徒はテロリストではありません。私を信用していただける方は、私とハグしてください」
一人のおじさんが彼に無言で近づき、ハグをする。
それを機に、人がつぎつぎに彼にハグをして去っていく。

テレビで見ていると小説のような出来事でしたが、現実でした得意げ
シリア空爆を叫び続ける各国大統領を尻目に、パリの人たちはあくまで品性を捨てません。本当のプライド、品格とはこういうことなのだなあと実感しましたしょぼん

個人が自分の頭で考えて、見習わなくてはいけないと思います。自分でもちょっと反省しました。
品格ある行動をとるパリジャンを応援したいと思いますブーケ1