阪急少年音楽隊,阪急百貨店吹奏楽団でこの世界の頂点に立っていた人たちのバンド。ほぼ80歳。

すばらしい。早稲田摂陵高校の校内アンサンブルコンテストの合間の時間を借りての演奏披露らしい。阪急を定年まで勤め上げた人たちである。6名中4名はなんと西宮市立今津中学の出身。阪急少年音楽隊の初代隊長はかつて今津中学で教えていて阪急に移った。後を追った人たちであろう。中学,高校(阪急),職場で全部1位となった人たちの可能性もある。ただし,阪急少年音楽隊は高校と認められなかったので吹コンでは出場資格がなかった。マーコンは出場できたので,そこで金賞という意味にとっておこう。

 KTの吹奏楽部第1期生もこれくらいの年齢になる。

 宮コーチのことを調べていたらここに行き着いた。

 

 もう一つ不思議なことは,先日のブログで京都橘大学吹奏楽部が花まつり行進曲を東本願寺で演奏していた。なぜか惹かれた。東本願寺も宮コーチのお寺も真宗大谷派である。

 

 阪急のマーコンのビデオは古くてもいくらでも出回っている。しかし,その他の高校分は皆無と言っても言い過ぎではない。なんで公開してくれないのだろうか。本人たちが公表することについてはなんのお咎めもないはず。M協の大会映像はけっこうあるのだが。

 

●追記

(1)トリのクラリネット西出孝明氏は80歳にして早稲田摂陵の現役指揮者(こちら)。このひとも阪急OBということになる。早稲田摂陵とKTは阪急の血が濃い。KTのYコーチも報徳の出であるが,指導は宮コーチから受けているので。そのKTと早稲田摂陵が2000〜2020にかけてマーコンで低迷したのは同じ理由だと考えている(人気比でね)。

(2)ホルンの糠坂泰男氏は阪急少年音楽隊の指導もしていた(こちら)。

宮コーチがご存命であればこのチームに参加されていたかもしれない。私は宮コーチは阪急少年音楽隊出身者とみている。ちょっと前までは彼は指導者だと思っていた。しかし,どうもその指導者の立場にいたのは糠坂氏であったようである。それと,阪急のマーチングは特にアメリカから導入したというわけでもないのではないかと思い始めている。かなり日本独自のものではないだろうか。結果的にアメリカに似ている部分があるにしても。