62歳 断熱フリークの社長の日記 -18ページ目

62歳 断熱フリークの社長の日記

このブログはもう8年ぐらい前から書いております。タイトルも入れ替えて、月に数回書いていきたいと思います。コメントは放置でしたが今後は書くようにしたいと思います。

こんにちは。

しかし、毎日暑いですね。僕の自宅はあまりエアコンが効きません。なので、エアコンなしで朝過ごしてきたのですが、ちょっと暑すぎですね。

お陰で子供達は元気に遊んでおりますがね。

さて、トルコが最近ニュースに上ってくることが多くなりましたね。

トルコ「二正面作戦」に潜む真の目的、IS掃討優先しNATOは黙認

トルコは、イスラムが多数を占めるイスラム教国です。そして、IS(イスラム国)と呼ばれる組織の本拠地がトルコ国境からシリア側に入るためのゲートウエイになっています。

この1年あまりトルコからシリアに密入国した人々の数は2万ともいわれています。

IS(イスラム国)の人口は増えていますし、域内では行政サービスも行われているという事で、状勢が安定している地域もなり増えてきているようです。

ISにとってはシリアとイラクの2拠点に拠点があるという事がとても良いことになっていまして、イラクで攻め込まれればシリアにという構図になっている訳です。

イラクに存在するIS(イスラム国)は、イラク政府の敵=アメリカの敵になっていますが、これが実はとってもやっかいな事態を生んでいます。

本来中東はこんな秩序が維持されていました。

イスラエル vs アラブ諸国(スンニ派)
スンニ派(アラブ諸国) vs シーア派(ペルシャ人)
(スンニの代表国はサウジアラビア、トルコ、エジプトです。シーアの代表国といえばイランということになります。)

米国は、イスラエルvsアラブ諸国の時には、イスラエル寄りですが、スンニ派vsシーア派の時には、スンニ側に立っていました。

この3すくみの状態は、中東を大きく発展させることないものの安定化する事には成功していました。

ところが、イラク戦争をブッシュが始めてしまい、シーア派政権であるイラクを民主化してしまいました。

イラクは、確かにフセインは嫌われ者でしたが、サウジともそこそこ上手くやっていたわけです。

ところが今イラクはシーア派政権が誕生しております。そして、クルド人も政権側になっています。

イラクで少数派のスンニ派が政権を抑えていた当時はバランスが取れていたことが、彼らを排除したせいで大きくシーア派が勢力を拡大しました。

そして、排除された元イラク政権側(つまり元バース党)が、IS(イスラム国)を始めた人々なのです。

現在のところ、アメリカが擁護しているのもシーア派の現政権だったりします。アメリカは最近シーア派の大元締めイランとも交渉を始めており、スンニ派としては本当に面白くない事態になっています。

シリア国内だけを見ると、現在のアサド政権は、非スンニという点では共通する問題を抱えています。アサド政権は少数派部族の出身であり、非スンニです。つまり、サウジ、トルコ、エジプトにとっては敵になるわけですね。

そのため、スンニのIS(イスラム国)に対しては秘密裏に援助が行われています。シリアには反政府活動(アサド政権打倒をいうスンニ派の人々)を行っている集団は多数あり、その中で最有力なのがIS(イスラム国)ではありますが、スンニ派の国は、IS以外にもどんどん支援を行っています。支援は、金・武器・人の支援になります。

スンニ派の国々はシリアにスンニ派の政権が誕生してくれれば嬉しいわけです。

ところが、ここにやっかいな存在が登場して、日に日に力が強まっているのですが、それがクルド人です。

クルド人はシリア・イラク・トルコに住んでいます。比較的高度高いの方部分にいることが多い様ですね。非常に勇猛で、女性もが銃を持ってIS(イスラム国)と戦っています。

イラクでは政権の一部を占める様になっていますし、シリアでもIS(イスラム国))相手に一歩も引かないという形で頑張っていますので、IS(イスラム国)を敵視する米国は、これを支援しているわけです。

ところが、トルコはクルド人問題を国内に抱えているので、これ以上クルド人には活躍して欲しくないというわけです。

ということで現在の構図は、こんな風になっています。

トルコ vs IS(イスラム国)とクルド人
サウジ vs シーア派(特にイラン)
シリア vs ISを含む反政府組織
イラク政府 vs 旧イラク政府=IS(イスラム国)
イスラエル vs シリア政府+シーア派

そして、アメリカ政府はIS(イスラム国)さえ倒れれば中東の矛盾は解消するかのように考えているようですが、この構図を見る限り全くそんなことは無いというのはご理解いただけるのではないでしょうか。

いずれにしても、強大な軍事力を持つ国がこのエリアには存在せず、アメリカも無理くり、この地域を安定化させる気も毛頭ないというのが解っているだけに、今後もきな臭い動きは止みそうもないし、IS(イスラム国)はしばらくの間生存し続けるのではないかなと思っております。

書いていて頭がこんがらがってきますが、こんな状勢にしたのはひとえに、アメリカのイラク侵攻なんですよね。

そして、トルコは微妙な立場に立っているわけです。トルコ政府もIS(イスラム国)も両者ともスンニ派なんですよね。