おはようございます。
といってももう日本は昼ですね。
昨日パリに移動してきました。午後だけだったので、パリを散策と出かけたのは良いのですが。。。
寒すぎです。まじで。
こんなに寒いとは思いませんでした。
ということで、帽子なんぞを買ってうろうろしていたのでございますが。。。
面白い現象がありました。
ドイツのミュンヘンでは、展示会に行ってもどこに行っても、ニーハオ!と話しかけられます。
BAU MESSE (展示会の案内) この展示会の案内は英語とドイツ語だけでした。
この展示会はアジア版がああって、もちろん開催場所は北京でございます。
一番ショックだったのは、有名なホフブロイハウスに行ったときのことで、丁度日本で借りたWi-Fiの電源が切れたので、この店のフリーWi-Fiにつなごうとしたら。。。
携帯電話にSMSでパスワードを送る設定になっているのですが、国番号がドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スペイン、アメリカなどと欧米の主要国の他に、中国はあるのですが、日本がない。
これを見た瞬間に、もう日本はドイツの選択肢から完全に外れているんだなと思いました。
どのレストランに行ってもチャイニーズは我が物顔で、エンジョイしておりまして、日本人はあまり外国人と話をする文化が無いので、日本人だけで固まっているといういつものスタイルでした。
もっとも、今回は僕がアテンドをしてドイツとフランスを回っているので、仕方が無いといえば仕方が無いのですけどね。
ミュンヘンでは、大がかりなマンション工事などを積極的に行われていて景気の良さを感じましたね。
そして、フランスに来て驚いたのは、必ずこんにちは!って言われるんですね。
エッフェル塔でも、空港でもそう言われて日本人の占める地位の高さが感じられました。
その点がドイツと全然違いますね。今回目的の展示会でも、チャイナに列んで日本語の案内があります。
Maison et Objet (案内)
この展示会のアジア版の開催箇所はシンガポールなんですね。日本でやって欲しいものですが。。。
それから、国の雰囲気が本当に違います。同行の日本人も驚いていましたが、体つきから表情までまるっきり違いますね。
ドイツ人はゲルマン民族で、大柄で、動作も素早く気むずかしい感じです。サービスもいまいちで、レストランでメニューを持ってきたらしばらく放置されます。
どうもテリトリー制があるらしく、係のウエイター、ウエイトレスでないと何を頼んでも持ってきて貰えないというわけです。決まりに従順というか、決まりを作ってそれを運用していくという感じを持ちました。
ところが、フランスはもうちょっと柔らかいサービスです。意外に黒人も気さくにサービスをしてくれます。全体的にフランス人は華奢で身長も日本時とさほど変わりません。フランス人はラテン系だからなんでしょうね。
と、2カ国(といってもミュンヘンとパリの2都市だけなんですけどね)見て思ったのは、景気の良いドイツに対して、貧しくても気楽に生きるパリって感じでしょうか。
ドイツは、建築の規制をがっちりかけて景観を守る中心街と郊外では新しいデザインの建築物を建てているのに対して、パリの景観地区はもうちょっと狭い感じがしますね。いわゆる旧市街の中でも本当に中心地だけを景観地区に指定していますが、郊外は落書きだらけですからね。。。
フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~
今話題のこの本なんかがフランスの最近を伝えているんだろうなと思いました。
ドイツではBMWの本社を訪ねて、そのミュージアムとショールームを見せてもらいまいたが、彼らの中心には物づくりがある訳ですね。それに対して、フランスはデザインとかそっちのソフトの方が優れているんだろうなと思いました。
もちろんどっちが良いかは、人それぞれですね。国際政治の舞台では、現在はドイツのメルケルの方が存在感があるようですが、過去に偉大な政治家を沢山輩出しているのはフランスだったりしますから、この欧州の2強はしばらく続くのかなと思いますね。
さて、今日は展示会に行ってきます!
最後に、先日のフランスのテロに関しては、影響は全く感じられません。エッフェル塔では、フランス陸軍の兵士が3名セットで警備に当たっていましたが、それぐらいでしょうか。
逆にドイツでは、反イスラムの勢いがついているように感じられます。
ドイツで広がる反イスラムデモ
これは、ドイツがトルコ系移民が多く、フランスがアフリカ系移民が多いということにつながっているようです。実際にミュンヘン市内では黒人が働いているのはほとんど見ませんでした。しかし、パリにはかなり大きい黒人街があります。そんなところにも両者の違いを見いだすことができますね。