今朝は、朝5時台に起きました。もっとも、寝たのは11時前ですから決してねぶそくにはなっていませんがね。
ゆうなれば、昨日サボった分を取り戻しているだけです。
このところ労働時間がかなり短かったですから、その分今後は取り戻さないといけないなと思っております。
さて、昨日原油がとうとうWTIという取引所で1バレル50ドルを一瞬割るという事態が起きました。
この5ヶ月のチャートを見てみるとこんな風になっています。

見ていただくと解るのですが、ずーっと下がり続けています。
初動は、中国からの需要の減少などマーケット要因でしたが、OPECの会議でサウジアラビアが減産を拒否して、政治的要因で下げました。
そして、普通はこれだけ下がると需要が戻るのですが、どうも中国は相当におかしくなっているようで、世界的に需要が伸びません。
世界的に需要が伸びないと言うことは、世界中全部不況というわけです。
世界中全部不況のことを昔の人は、世界恐慌と言いました。現在の状況は世界恐慌の入口に立っていると言っても過言ではありません。
ちなみに、今回の原油価格の底はリーマンショックの底を下回る可能性もあります。

これは、過去数年間スパンでの価格推移ですが、暴落と言っても良いほどの一本下げですよね。
普通はものの値段が下がると、購入するというのが人の心理ではありますが、下がっても買わないというか、変えないというのが正確な経済状況なのでしょう。
米国は、経済指標が若干持ち直しております。2%ぐらい成長が見えているようです。しかし、それが欧州の大不況を救うほどではないようですね。
中国は名目上7%台の成長を維持しておりますが、資源を大量消費するような不動産、道路、鉄道などの大整備はかなりスローになってきているようです。もちろん、半導体、スマートフォンなどは比較的好調で、こんなニュースもでております。
中国の小米、昨年売上高は135%増=CEO
スマートフォンの小米がとうとう1兆円の売上を突破したというのです。設立5年目での突破は、記録的だと言うことですね。
でも、IT産業が世界経済を底上げするほどの波及効果はありません。それも、1社や2社では難しいのが現状ですね。
経済が大きく動くためには、インフラ整備が一番なんですよね。
日本は高度経済成長期に大量投資したインフラが、数百兆円眠っておりまして、こいつがここ10年で一斉に更新時期を迎えます。ですので、セメント、鉄鋼、機械業界は本当はこれからが勝負なんですよね。
日本の景気は確実に良くなりますが、世界はそれに逆行するように悪くなるというわけです。
原油に釣られて、株価も下げておりますが、経済が停滞指定の原油安ですので当然と言えば当然ですよね。
今年1年は世界経済が冷え込んでいきますので、皆さんふるい落とされないようにしてくださいね。