人使いの極意とは? | 53歳 おっさん社長の日記

53歳 おっさん社長の日記

このブログはもう8年ぐらい前から書いております。タイトルも入れ替えて、月に数回書いていきたいと思います。コメントは放置でしたが今後は書くようにしたいと思います。

おはようございます。

昨日は急遽社内で飲みに行きました。

まあ、それには目的があったのですがちょっと考えさせられたので、自分のために書いておきます。

人を使うのは、お上手ですか?

僕は凄く苦手です。

どうしてか?というと。

人に頼むよりも、自分でやった方が早いからです。

自分でやった方が、納得がいくからです。

自分でやって、上手くいかなければ、それは自分のせいです。

ですが、人に頼んでやってもらって、結果が気に入らなければ?どうなりますか?それは、頼んだ自分のせいですか?それとも相手のせいでしょうか?

そして、他人は全く放置すると、何かをするか解らないし、常に意識を向けておくと自分の仕事がおろそかになっています。

とても、面倒この上ない訳です。

そうはいっても、当然ですが、おっさんになればなるほど人を使う機会が増えます。

そうすれば苦手だ苦手だともいっていられなくなります。

初めて、部下と呼ばれる人を持ったのは、マレーシア駐在時代でした。

日本人エンジニアの部下が数名とマレー人(中華系、マレー系、インド系)の部下でした。

マレー人とはまあ上手くやれましたが、日本人の部下の中で一人だけどうしても、上手くコミュニケーションが取れない人間がいました。

マレー系は所詮は全く考え方が違います。なので、会社だけの関係だし、彼らもいきなり来た社長に逆らってもしかないと考えたのか、不満はあったと思いますが、それなりに対応してくれました。

その日本人とは、多分、似たもの同士だったからなのかもしれませんが、どうにもいい関係を構築できませんでした。

そのまま、マレーシアの会社を辞めて、日本に帰ってきて会社を立ち上げました。

何人も何人も、求人を出したのですが、退職の瞬間までどうにもこれはという人材を採用することはできませんでした。

頼りになるのは、自分のカミさんの他はほんの1、2名の社員だけ。

人付き合いということに関しても、苦手なのに、他人をマネージするなんてことがなんて難しいのか思い知らされました。

セミナーに行ったり、人の話を聞いたりして、改めるべき事は改めました。

それでも、どうにも苦手だという意識はぬぐいきれません。

そして、今の会社をやって、パートナーとも別れて、一人になって思うのは、やっぱり人を使うのは苦手だなと思います。

しかし、使うのではなく、一緒に仕事をするということは何とかできるようになってきました。

相手を尊重して、仕事を任せる.任せたらとやかく言わない。目的、着地点だけを共有できれば、それはそれで何とかなるのではないでしょうかね。

今の会社にはいろんなタイプの人間がいます。それぞれに一長一短はありますし、僕も含めてスーパーマンは一人もいませんが、それなりに仲良くやれています。

そんなに無理をせずに、やれていると思います。

最近思うのですが、『人を使う』と思うから難しいのではないか?その意識でいるうちは決してうまく行かないのではないかな?ということです。

まあ、これからもいろんな出会いがあることでしょう.それなりに社会に需要があれば、この会社が生き延びることもできる訳ですし、需要がなければ倒れてしまうかもしれません。

まあ、ですがもう20年あまりは何とか仕事をして、食べていかないといけない。となれば、人を使うのではなく、人に助けられて働く以外有りませんね。

今日はこの辺で。