昨日に引き続き、新自由主義、リフレ派と呼ばれる方々の批判をちょっと書いておきます。
なんで、そんなものを書くかといえば、今後彼らこそが日本を破壊する最後の敵になる可能性が出てきているからです。
これは、まあ大げさだと言う人もいるでしょうし、同じ資本主義陣営なんだからという方もいると思いますが、個人的にはこの連中を駆逐さえすれば日本はほんとうに良くなると思っています。
どうしてそこまで過激に思い込むかと言えば、そんなに差がない割りに害が大きいからです。
彼らの根本原理ですが、自由です。
自由は素晴らしいですよね。日本は自由の国と言われていましたので、自由を言われると思考停止する方がまだ沢山いらっしゃいます。ですが、この自由というのがくせ者です。
どうしてかと言えば、この考え方が日本の根本をたたき壊す可能性があるからです。
思い出してください。その昔日本は、中間層が非常に厚く、とてもフラットな国でした。実は米国も同じで、1970年代は、太平洋戦争に勝利した米国は世界で一番のあこがれの国でした。
ところが、1979年に大きく変わります。それまでは中間層を富ませることで、国力を増していたのですが、ケインジアンと呼ばれる経済学者たちがインフレをどうしても克服できずにいました。根本原因は、オイルショックだったりしたわけですが、彼らインフレを如何にして克服するかを課題としてしまったのです。
そこで登場したのは、大恐慌で権威を失っていた古典派経済理論の復活です。新古典派といいます。
彼らの考えは、ともかく自由を信奉して、国の垣根を低くしてグローバル化を行うというものです。インフレを退治するためには財の価格を安くすれば良いのですから、貿易をドンドンやりやすくすれば良いわけです。そのためにはグローバル化、規制緩和を徹底的に行うというものです。
ただ、これに対応するためには大きな資本が必要になります。個人ではグローバル化の恩恵にあずかるのはずーっと後になってしまいます。しかも、グローバル化は雇用を奪ってしまうのです。
ということで、米国の現在の姿は、グローバル資本家だけがものすごく儲かって、国内には大した雇用がなく、とうとうデトロイトは破産してしまいました。医療制度は完全に破壊されて、金持ちのものになっています。日本の生活保護に近いフードスタンプ制度(食品を購入する補助金制度)の受給者は国民の20%を越えるレベル(約5千万人)になってきています。
どう思いますか?
そんな連中が今度は日本に狙いを定めています。
日本はまだまだ規制があります。一番の規制は、日本語です。日本語は他言語と違い勉強するのにすごく時間がかかります。勉強してもなかなか流ちょうにしゃべれるようになりません。
次に、日本が誇る分厚い中間層がいます。ともかく、日本語を使わせないようにして、中間層への分配を減らして、グローバル資本家をドンドン日本に入れようとしている恐るべき思想が、新自由主義です。
だから、最近三木谷とかが、日本の英語教育にケチをつけていますが、それは彼らのほんの一部の姿です。韓国はとっくにやられていたので、今ではまともな思考ができなくなり、本来味方の日本にかみつき続けています。教育が荒廃した結果です。
私は日本の伝統文化を守り、日本語を守り、グローバル資本家を排除して、日本の中間層を守りたいと思います。
今では共産党や中国などと言った左翼的な思考を持った人間は簡単にあぶり出せます。ですが、新自由主義者は我々日本人の味方のようなふりをして近づいてきています。安倍総理の言動がちょっとずれてきているのも、彼らの影響が大きいのです。
ともかく、日本を守るために、今後は新自由主義者と戦いたいとおもいます。ちなみに、海外では新自由主義者はまだまだ主力ですが、その政策に疑問が吹き出してきています。欧州の息の根が止まり、米国がスティングリッツ、クルーグマンあたりの言うことを真剣に聞くようになると風が完全に変わります。それまでに5年ほどの期間が必要です。
日本もそれに合わせて、新自由主義者を一掃しないといけません。私は経済ナショナリズム論者で、ケインズ主義的な政策が日本に必要だと思っています。そのような考えが主流になれば、彼らを一掃できるのです。。。
今日はちょっと熱くなってしまいましたが、またもっと詳しく書いていく機会もあるかと思います。