北朝鮮はミサイルを撃つのか?核開発はどこまで進んでいるのか?本当にミサイルを撃つのか撃たないのか?
現状での結論は、ミサイルは撃たないです。撃つとしても何もない洋上に撃つと思います。理由は、アメリカが本気で北朝鮮への侵攻を検討したからです。
ケリー国務長官が訪中前は、人的被害が出るような所にミサイルを撃つ可能性がありました。その場合の牽制をかねて、F2やらF22を韓国軍との演習で繰り出していたわけです。
B2などは、1機2000億円で、本土から空中給油をして北朝鮮周辺に飛ばして、もどすだけで数億~十数億円かかります。予算が無い米国が意味も無くそんな事をするはずがありません。
これら一連の米国の本気度をみた、金正恩は震え上がったのかもしれません。金正恩の今回の目的は米国を後ろ盾に、王位継承を正当化するものだったわけです。それが、全く逆に作用してしまった。今まで父の金正日は、そのあたりととても上手にやっていました。自分はもっと上手く出来ると思ったのかもしれませんが、どうにも不器用にしかできません。
昨年の軍参謀長の突然の解任やら何やらはやはり、金正恩が軍を掌握していないという事なのかもしれませんね。
そして、今回のケリー国務長官の訪中で、まず米国がこの地域の秩序形成の主役から降りるという宣言をしたと思っています。現在の北朝鮮の経済から軍事面までは中国の影響力が圧倒的に大きいわけです。燃料だってほとんど中国側から入っています。
つまり、米国は中国以外の国が、北朝鮮をコントロールした場合は力を使わないといけないが、中国の場合はそれ以外の影響力を行使できるのだから、それを使うように強く申し入れた様にみえました。そして、それを中国が受けたということでしょう。
この交渉の結果、米中間にホットラインができ、ますます
安倍首相は、ケリーに釘を刺した事になっていますが、どれだけ刺さったのか?安倍首相が一番よくご存じでしょう。
この米中蜜月に、尖閣問題
この見方は、先日の中野剛志さんの分析でもあります。
これを打破するのは、日本しかありません。ただ、現状では日本は米国にとって邪魔なだけです。米国に守られているくせに、米国に色々注文をつける、最近はTPPでも色々条件をつけてオバマを困らせる。
ですが、これが日本が世界の中で一番成長をして、軍備も自前でキチンとし始めると状況は変わります。アメリカの軍部はやはりマッチョが好きなのです。自分で自分の事をキチンとできる強いヤツをパートナーとして選ぶ傾向があります。だからこそ今の中国になるのですが、中国は信用ができない事もよくわかっています。
なので、日本が経済成長して、デフレから脱却すれば、日本こそが真のパートナーになる可能性は充分にあります。別に対米隷属する必要はありません。英国だって是々非々ではありますがどっぷり米国とつきあっています。
先日、佐藤正久議員の話をお聞きしたのですが、国民は自分達の安全保障意識
その時に米国は動いてくれません。米軍が動くのは日本軍が人民解放軍と交戦して、人的被害を出してからです。しかも日本が一方的に敗れて、人民解放軍が尖閣を支配したとしても取り戻してはくれません。取り戻す責任は日本にあるのです。
世界情勢は今こそめまぐるしく動いています。ボストンのテロなど新しい動きの種はどんどんまかれています。あのテロは日本で起きても不思議ではないのですから。