え~、今日から3連休ですね。
どこかに行かれるご予定はありますか?
皆さんはどこかに行ってお金を使うと思います。そのお金は、どなたかの売上になります。
そして、そのお金を受け取った方は、その中か仕入れ金額を控除した粗利益を使って、自分の給料や社員の給料や、賃貸料金など固定費を払います。
さらに儲かったら、社内に内部留保されてそこから税金が払われます。
ちなみに、その仕入れ金額の売上は誰かの原価;粗利益になっているのは同じ構造です。それが延々つながっていて、最終的に追いかけて行くと、鉱物資源と農作物など地球の資源や自然からの恵みに集約されます。それ以外に、ものは生み出されません。ちなみに、サービスは人間の活動の結果です。
多分経済学者でも無い限り、そのお金の流れを追っかけて考える方はそんなにいらっしゃらないと思いますが。
皆さんの消費は、誰かの収入になっています。
そして、その積み上げたものはGDPと呼ばれる統計で、市場規模を測る尺度となり世界で使われています。
世界最大はご存じアメリカで、2番目は中国と言われています。アメリカが900~1000兆円規模。中国は700兆円前後、日本は500兆円をちょっと下回るくらいです。
ちなみに、日本が失われた20年といわれているのは、このGDPがまったく増えていないのがおよそ20年だからです。
20年間毎年3%成長していればいくらになったかご存じですか?900兆円です。2%成長で700兆円でしたので、最低でも2%の成長を日本が続けていれば、中国に抜かれて世界3位の市場規模ではなく、まだ2位だったというわけです。
この2位とか3位というのはどうでもいいのですが、市場規模が重要です。
もし、500兆円が900兆円になっていれば、世帯別の所得平均が多分750万円ぐらいになっていたからです。ちなみに、現在は407万円ぐらいですから、多分2倍近になっていたと思います。そうすれば、自動車はもって売れていたし、不動産の価格も今ほど下がっていなかったと思います。
そして、自殺者は多分年間2万人を切っていたでしょう。自殺なんてしている場合ではありません。成長して、明日が明るいわけですから、少子化に関してももう少しマイルドに推移していたと思います。明日は明るいのですから、子どもがもっと生まれていたはずです。
20年というのはそれ程のインパクトを我々の生活にもたらしました。
20年も給料が上がらないで、場合によっては下がると、子どもは確実に減ります。若者に活力が無くなります。だって、20年も給料が上がらないと人間は給料というのは上がらないと思い込みます。
経営者と話していても、明るい展望を持っている方なんてまったくいません。
これに挑戦して、成長をしようとしているのが、今の政府です。そして、それを応援することが今後我々の所得が増える事につながるとしたら、単純に応援したら良いじゃ無いですか。
欧米諸国は、完全に日本のことをそう見ています。今まだ社会主義的に分配しようとやってきたけど、経済はいつまで経っても良くならない、財政も良くならない、だったら経済成長させようと日本は目先を変えてきた。そう見ているそうです。
だったら、成長しませんか?他社から所得を奪うのでは無く、自国の経済成長を目指して、官民一体になって稼ぎましょう。そのためには、まず政府が使うことです。次に、景気が良くなったら企業がお金を貯め込むのでは無く使うことを考えましょう。
どう使うか?広告宣伝、人件費、設備投資のいずれかを増やすことです。もちろん、景気が良くなってきたらで構いません。良い風が吹いてきたらどんどん使って、どんどん暖かい風にしましょう。
そのためには、この真冬の風の中に暖かい春の風を見つけないといけません。
春よ来い!早く来い!て、心持ちですね。