住宅会社の経営者というのは、いろんな経歴の方がいらっしゃいます。
大工さん、内装や(クロス屋)さんなどの職人出身。建築士さん。現場監督さん出身。不動産業からの転身。異業種からの参入。
そして、それぞれ考え方が全然違うので面白いのです。
昨日お話を伺ったのは、異業種出身の社長さんです。
彼がおっしゃるのは、この業界の方の考え方は、ご自分のお考えと少し違うそうです。
どうして、『お客様』というのか?つまり、何が言いたいのかというと、お客様との関係において、どうしてあんなにへりくだるのか?わからないとのことです。
お客様との立ち位置は、常にフラット。同じ立ち位置。
だから、お客様が住宅会社を選ぶのと同じように、住宅会社もお客様を選ぶのは当然だというのです。
そのため、場合によってはお客様にお引き取りいただく事も多いとのことです。商談中のお客様や、営業マンが契約直前のお客様も、お断りする事は日常茶飯事だとのことです。
住宅の場合は、感性が合わないと後々トラブルになる可能性も多いと聞きます。
ですので、社長のこのような経営判断は会社が上手くいっている以上正しいと言えます。
ちなみに、この会社は受注に関していえば、順調すぎるぐらい順調です。強豪ひしめく地域にあって、年間30棟前後の受注と工事を行っているのは立派だなと思います。
10月は5件も契約があって、忙しくて大変だ。忙しいのはイヤだなと、おっしゃっておられたのは相変わらずのお話ぶりだなと思いました。
どの業界もそうですが、自分のポリシーをしっかり持って、業績を残している方の言葉には、重みがあるなと思った次第です。
なかなかこの境地には行きませんがね。さあ、今日も精進ですね。。。