そもそも常識の通じない方に、何を言ってもムダ | 53歳 おっさん社長の日記

53歳 おっさん社長の日記

このブログはもう8年ぐらい前から書いております。タイトルも入れ替えて、月に数回書いていきたいと思います。コメントは放置でしたが今後は書くようにしたいと思います。

え~、最近こんな事がありました。


ある会社での出来事という事です。


その会社では、あるサービスを行っていました。


例えば、こんな感じです。


A社は、飲食店向けに資材販売を行っていました。そのついでに、飲食店向けにメニュー開発などのサービスを有償で行っていました。


一応、メニュー開発というのも、その他の会社では主力商品になっているのですが、この会社ではあくまで、サブ的な商品です。


そのA社には、3人の役員がおりました。そのうち1名が、自分でレストランを始めたいと言い出しました。


レストランで有れば、資材を買ってくれる可能性もあるので、特に問題ないとその副業を認めました。


しばらくすると、その役員は会社を急に辞めたいと言うではありませんか。


それは個人の自由だから致し方ないと、辞任を認めたところ、A社のクライアントを何人も連れて行ったという話です。


すごくよくある話だと思うのですが、A社の社長が、辞任した役員に聞いたところ、こんな答えが返ってきました。


僕がはじめたのはレストランでは無く、町の食堂です。町の食堂を始めたところ、まだ営業前にもかかわらず、私がやるならと、是非取引したいと勝手にお客様が来ただけです。そこで、当社のメニューをお渡しした見返りに、お金をいただきました。開店資金も欲しかったので、喜んで販売しました。


といわれたそうです。


まあ、常識では考えられませんが、世の中には、自分のために太陽が回っている方が沢山いますね。


この社長は、この役員を訴える事も含めて検討中だそうです。


ただ、訴訟に持ち込んでもきちんと相手から慰謝料を取れるわけではありませんし、裁判費用も100万円以上かかりますので、実際の訴訟はそんなに生やさしくありません。


いずれにしても、常識の違う世界に生きている方とビジネスをするのは非常に疲れますし、時間の無駄です。この5年でそれがよくわかりました。


世の中には、自分のためにウソがつけて、そのウソが真実だと思い込める方が沢山います。それらの方は自分を守るためにウソをつきます。本質的に弱い方なのですが、そのような方を幹部として登用する場合は細心の注意を払わないいけないというお話でした。