え~、現在金ブームといわれております。
特に昨年の秋頃は大いに涌いたものですが、株価とともに一旦下げておりました。
そして、1月に1オンス 1,500ドル台をつけて、現在は1,660ドル台をうろちょろしております。
円が一旦82円までいったのですが、現在は79円から80円前後です。
そして、日本国内での金の価格は、4,500円台をうろうろしている状況です。
この4,500円台というのは、1980年頃につけた、円での最高値8,000円を遙かに下回る水準ですが、実はドルでの最高値は、昨年の9月につけた1,900ドル近辺というのは最高値になっています。
話を整理すると、こうなります。
1.金はドルベースでは、2011年9月に約1,900ドルの過去最高値をつけて、現在も1,600ドル前後と過去最高水準にある。
2.日本では、360円から始まって、約4倍の円高80円以下になっているため、金は高値圏といっても最高値は更新していない。
3.金は、ドルベースの商品のため、円ドルの為替と金相場のかけ算で算出される。
と言うことです。つまりは、
1.金価格が上がっても、円高になると上昇分が打ち消される。
2.金価格が上がって、円安になればかけ算でものすごく価格が上がる。
3.金が下がって、さらに円高になると金相場では損をする。
と言うことになります。知っている人は知っていると思いますので、基本の話はこの辺で。
そして、金相場ですが、現在、底練りを完成しつつあり、欧州の危機や中国の危機などに対応する形で上昇に転じる可能性が高くなっています。
このあたりは企業秘密の部分もありますが、まずは再度1,900ドルを目指す方向性が出てくると思われます。
そして、円相場ですが、これが難しいのです。82円までいって、79円までもどしてきました。ここで、欧州危機などの大きな危機が起きると、大概はドル高になります。なんだかんだといっても有事のドルはまだ健在です。
ただ、日米どちらが経済状況が良いかというと現状では日本ですので、要素としては円高に振れる可能性はまだあります。これは、実質金利差(市場金利+インフレ率)の問題が大きいので、日本の方が金利が安くなれば自然と円安方向に動くんですけどね。
もちろん、投資にはリスクがあります。誰を信じるかは、何を信じるかはご自分で判断してくださいね。