6月になりましたね。なんだか、永田町では色々と綱引きが行われているようです。
ここで、カギを握るのは1年生議員たち。
小泉政権当時にも、小泉首相が刺客と称して郵政民営化を反対する議員に対抗して大量の1年生議員を生み出しました。今回も、2009年の総選挙で、民主党から50人を超える1年生議員達が当選をしています。
衆議院議員は、500人以上も議員の数がいますが、国の行く末を決める重要な役職のはずです.。ハッキリ言って有権者の無関心がこのような実績も実力も経験も何も無い議員先生を産んでしまいました。
ちなみに、一人の衆議院議員の給与は約2千万円。その他に、秘書などの給与、活動費など全てを入れると1億円もの費用が投入されています。JRはどこに行っても無料。飛行機のチケットも制限はありますが、基本無料です。1年に1回は国費で、海外に視察にいったりもできます。以前は、ファーストクラスや、ビジネス蔵を使っていました。さらに、どこに行っても先生先生とちやほやされますし、場合によっては、国家機密にアクセスすることすらできるというわけです。
よく、そのようなことに、ケシカラン!と怒っているだけの人がいますが言うだけでは何も変わりません。そんな人に限って、テレビが言っている事をそのまま信じている人がいます。
話を戻すと、ある意味今回の菅首相の生き死には、1年生議員がカギを握っているわけです。
どうしてかというと、1年生議員は、ほとんど無名ですし、実績もほとんどありません。そのため、民主党が組織として応援してくれないと、当選も危ういのです。岡田幹事長が、党議拘束をかけて、内閣不信任案に賛成するか、欠席したら除名すると明言しています。
すでに、実力がある程度有って、選挙に困らない人々は、離党を決めたり、菅首相に対して苦言を呈したりしています。
菅首相を退陣させる為には、民主党から80人余りの賛成票か、160人余りの欠席が必要です。(もちろん組み合せでも良いですがね。)民主党304議席のうち、50以上を新人議員が占めるので、彼らの動向が結果を大きく左右します。
噂によれば、すでに50人以上が不信任決議案に賛成する予定とのことですが、ベテラン議員が多いのではないでしょうか。
つまり、彼らが日本の為を思えば、菅首相退陣という選択肢もあると思いますが、自分が可愛ければ菅首相が続投になると思います。
昨日は、自民党本部に行って、政経塾という講義を受けてきました。内容はともかく、そこには政治に興味を持っている若い人が160人以上も来ていました。僕の様のオッサンから、ロウレイに達する先輩は極々一部で、ほとんどが20代、30代でした。
政治家を目指すというと、今の若い世代にはかっこいいのか悪いのか解りませんが、僕の世代では、政治家になるというと、なにか悪いことをするのか?と思われたものです。
ですから、クラスでトップクラスの成績の子達は、良い大学に行って民間企業や役所などに就職していきました。
でも、本来これはおかしいことです。
日本の将来を決める大切な仕事に、成績優秀な人々がチャレンジするのではなく、どちらかというと凡庸な人がチャレンジする。そして、国を動く貸すような役職に就く。。。
本当であれば有ってはいけないことだと思います。
ただ、国民が政治に興味を持たないと良いと思っている人たちも大勢います。どんな人か?
政治を通じて自分の主義主張を通そうと思う人たちです。
例えば、宗教団体、外国人勢力、労働組合、圧力団体と言われる組織の人々などです。
彼らは、自分の主張を体現する議員の応援を一生懸命行います。事務所の電話番、運転手なども無料で喜んで行います。そして、選挙権がある限り、絶対に投票に行きます。
つまり、投票率が低ければ低いほど、絶対に投票に行く彼らの1票の重みがもの凄く重くなるのです。
民主党の背後には、労働組合がいます。会社から給与をもらって組合活動を専任でやっている人も沢山います。それから、民団と呼ばれる、在日韓国人組織も民主党の応援に回っています。在日からは、帰化した人が沢山出ているので、彼らの応援は心強い訳です。
菅首相は、返したと行っていますが、一次は韓国人から100万円もらっていました。
本来これはおかしな事です。日本の政治家としてあってはならないことだと思います。ふつうの議員やっているのをばれたら、逮捕、起訴されても文句が言えないことです。スピード違反よりも罪が重いと思います。
これを日本のマスコミも一般の人も問題だとは思っていないようです。ですが、海外であれば間違いなく牢屋行きです。弾劾裁判が起きてもおかしくないと思います。
ですが、これが今の日本の首相なのです。つまり、これが日本人の民度です。これは我々が政治に興味が無いことから起こった事態です。誰のせいでもありません。僕のせいでもあり、この文章を読んでいるあなたのせいでもあります。
僕は、日本の若者がもっと政治にトライしても良いと思うし、政治家になる道と言うのは明確に有っても良いと思います。
野球もサッカーも競技人口が多いので日本は世界でも戦えるようになったのです。
政治が三流だ、世の中は政治家が悪いことばかりしているから良くならないと文句ばかり言うのであれば、政治家になってみるといのも、1つの選択肢になるのでは無いかな?と思います。
私はオッサンですから、今さら政治とと言うのはもう遅いかもしれません。いきなり選挙に出るのは難しいと思いますので、私なりの参加方法を考えて行きたいと思います。ですが、若い方は政治家を毛嫌いしないで一度会いに行ってみる、話を聞きにいってみると言うことをお勧めいたします。
もし、政治家になりたい!という人がいれば、どのレベルかは解りませんが、政治家を紹介することもできます。
今回はビジネスとはちょっと違ったら切り口でしたが、職業としての政治家というのはもうちょっと門戸が開かれても良いなと思ったのでこんな日記を書いてみました。
そのうちもうちょっと勉強して、政治家へのなり方を書いてみたいと思います。