正義はどこにある? 素人のメディア論 そして、選挙に行こう。 | 53歳 おっさん社長の日記

53歳 おっさん社長の日記

このブログはもう8年ぐらい前から書いております。タイトルも入れ替えて、月に数回書いていきたいと思います。コメントは放置でしたが今後は書くようにしたいと思います。

まあ、もういい年なんで正義はあるのか?なんて恥ずかしくってなかなか言えません。


どんな事にも裏の感情や事実があるわけです。


この例が適切かどうか解りませんが、昨今被災地に募金を行っている大企業の社長達がいます。


ソフトバンクの孫社長 100億円

ファーストリテイリングの柳井社長 10億円


などなど、素晴らしいです。私にはとてもできません。


それに対して、芸能人は、


ビートたけしは確か1,000万円

江頭2:50は自力で物資を届けた。

杉良太郎は、援助部隊12台で大量な物資を


などなど、皆それぞれにできることをやっています。良いことだと思います。


それでも、


ビートたけしはもっと出せたんじゃないか?

とか

孫さんは、援助は株価安定や震災後、電話がつながらなかったことの免罪符だ!

とか


いろいろな批判が起こっている事も事実です。


まあ、本当のチャリティーなら出資した事実を公表するのはおかしいと思うのですが、でもやらないよりマシなのでしょうね。


ですから、杉さんがハッキリ、売名ですがなにか?って言っていますが、そう言いながら寄付するのはある意味良い意味で開き直りのように感じます。


何が言いたいかというと、正義というものは実はあるようでない。まぼろしというわけです。


まともな感覚の方は、それはよくわかっていると思うんですが。。。


実社会は正常な判断ができるくせに、メディアの報道には無条件で反応してしまう人がまだ沢山いる訳です。


例えば、


枝野寝ろという反応。

東電が100%悪いと言う世論。


枝野さんは、修羅場の福島に菅直人が行くのを止めませんでした。彼はスポークスマンが仕事ではなく首相とその他の閣僚のつなぎ役、秘書役が本分です。それから、自民党には政権批判として、24時間365日寝ないで災害に対応しろみたいなことを言っていたわけです。


また、東電はあくまで運転者であり、その運転を認可したのは、政府であり、官僚です。40年も経った福島原発をさらに10年運転延長を許可したのは、民主党政権下の経済産業省であり、原子力委員会です。


また、福島に原発を誘致したのは、民主党のご意見番、渡部恒三その人であり、プルサーマルに反対した佐藤栄佐久前知事は、汚職で逮捕されるも、一応有罪ながら実質ほぼ無罪と言われている判決を受けたのも、検察の顔を立てる裁判所の判断と言われています。ちなみに、プルサーマルを受け入れた現知事は、渡部恒三氏の甥で元秘書の同じく佐藤性の佐藤雄平氏です。


つまり、物事の本質を突き詰めていくといったい誰が悪いのか?という問題に行き着きます。


枝野さんに正義など100%ありませんし、キレイでもありません。


また、東電は加害者であるのは間違いないですが、経済産業省が推し進めてきた原子力政策のある意味被害者でもあります。サラリーマンにこれだけの事件の責任を引き受けるのは実質無理です。


もっというと、アウンサンスーチーというミャンマーの民主化の指導者がいます。


彼女こそ正義の塊みたいな報道をされていますが。。。


実態を調べてみると、西側諸国から経済封鎖を解いてもらう為には、英国などの大使に意見を聞くべきだ!と発言しているようです。つまり、経済封鎖を解いてもらう為には、欧米諸国に国政に介入してもらえといっているわけです。


さすがに、これは軍事政権側にとっては受け入れがたい暴言です。日本では、それが平気でまかり通っていますが、海外では国益に反することはしないものです。


彼女は小さいころから、英国式の教育を受けているので、西欧諸国の道徳が100%正しいと持っている可能性があります。この発言だけ見ると、少なくとも、ミャンマーの国民、庶民の為に働こうと思っているかどうかは疑問です。


何が言いたいかというと、100%誰が見ても正しい人や行いなどないのです。ですから、メディアが報道する一方的な見方を、妄信的に信じて欲しくないのです。


他にも、米国はすぐに民主化民主化と騒ぎますが、つい去年までは独裁者カダフィーに援助を行っていました。


日本では、多くの人がメディアを信じた結果が今の民主党政権です。この政権が正しいことを行っていると思っている日本人はほとんど居ないと思います。自民党時代の麻生さんや安倍さん、ましてや福田さんが首相であれば、政権を担当していればもっともまともな判断を行っていたと思いますが、メディアはその彼らをこき下ろす報道を散々行ってきました。


それでも、自民党政権時代に原子力政策を推進してきたではないかという人もいます。たしかにその通りですが、そんな事をいま言ってなんになるんでしょうね。原子力発電の電気を使っていない人はほとんど居ないわけですし、反対運動を未だに続けている方はごく少数です。


それが、メディアの報道する子ども手当や政権交代などという言葉だけに騙されて民主党を選んでしまいました。残念ながら、我々に菅さんを批判する資格はありません。選んだのは我々ですからね。。。


もちろん、僕は新宿区民で、自民党の与謝野さんに投票しましたが、今はどうなっているかはご存じの通りです。皮肉にも、私の投票行動にもかかわらず、東京1区からは、経済産業大臣と財務担当大臣を二人も重要閣僚を送り込んでいるわけです。。。


ということで、明日は選挙です。メディアの報道に騙されずに、きちんと立候補者を調べて投票されることを願っております。投票は大人の義務であり、権利です。それを何かの用事で放棄するなんて決してしてはいけません。そんな方は政治が何をやっても批判する資格などありません。


どんな政治判断もこの投票から生まれるのです。まあ、よく考えて投票されることを願います。


ですが、結局どの候補者にも正義などありません。皆自分が信じることの為に行動している政治家ばかりです。皆それぞれに違う欲に突き動かされています。結局、自分でやるか、マシな人を選ぶかしかないのですがね。


でも、その常識が日本を助けると思います。個人的には、日本人の良識というものを信じておりますので、未来は明るいと思っております。