地震に関するニュースの総括 | 53歳 おっさん社長の日記

53歳 おっさん社長の日記

このブログはもう8年ぐらい前から書いております。タイトルも入れ替えて、月に数回書いていきたいと思います。コメントは放置でしたが今後は書くようにしたいと思います。

3月11日(金)の午後大きな地震が東北をそい、多くの方々が命を落とされました。僕は別の日記に書いたとおり台場から飯田橋の事務所もまで徒歩で帰ってきました。


その徒歩で帰ってきた間に、津波が多くの方をおそっていたと思うと非常に胸が痛みます。テレビは決して映しませんが現地には、こどもやお年寄りの亡骸が残っていたりするそうです。自衛隊をはじめとする方々が沢山活動をされていますが、まだまだ重機の入らない地域がありますので、完全に片付くまでには数ヶ月かかると思われます。


我々は出来ることは、資金を提供すること、いたずらに買い占めをしないことなどいろいろあると思いますが一番良いのは、普通に生活すること。出来れば、お金を使うことです。


通常何か起こったときから、生活が変わる場合が多いのですが、もう1週間も経ち、若干の物不足も収束に向かうと思われますので、どうぞ普通の生活を送ってください。


東京にお住まいの方は、99%何も起きません。どうか、普段通りの生活をしてください。


ただし、節電に関して、東京電力、東北電力管内にお住まいに限り心がけていただければと思います。


それから、関東圏ですが、福島第一原子力発電所から100km以内の方は避難した方が良いと思います。


100kmというのは、北は仙台エリア、福島県の浜通り、南は北茨城辺りまでです。水戸辺りまで引けば大丈夫です。ただし、それ以上の大きな避難は必要ないと思います。


また、東北ではガソリンがない為、移動できない場合は、自宅にいることをお勧めします。基本的に10km圏内でもすぐに大きな健康被害が出ることはありません。ただ、将来的にガンのリスクは上がると思われます。ですが、今はそれどころではありません。大きな混乱を与えるのがこのブログの趣旨ではありません。


ハッキリ言って、原子力発電所での事故は大きな問題です。ですが、欧米諸国が騒いでいる程大きな問題ではありません。


福島第2原子力発電所、女川原子力発電所に関しては全く問題なく停止しています。また、第一原子力発電所も、あの大きな地震に耐えて、安全に停止しました。そこにいたる部分では、100点満点のオペレーションだと思います。


ただし、専門家が以前から指摘してきた津波に対する防御面での弱さが露呈したわけです。


1号機に関しては問題が100%解決したわけではありませんが、収束に向かっています。2号機は装置のダメージがどれほどかという問題だけです。


ただ、3号機には、マスコミが全く報じない事実があります。MOX燃料といってプルサーマル(核燃料のリサイクル)で稼働していたと言うことです。東電のHPにその事実載っています。これは、世界でフランス、米国、日本でしか行われていませんでした。MOX燃料は、通常のウラン燃料に比べて数万倍以上毒性が高く、半減期も長いため、ドイツなどの国では使われていません。


特に使用済み燃料の冷却水がなくなっているというのが問題です。使用済み燃料は、空気中に露出している可能性が高いのです。水素爆発の後、使用済み燃料を入れてあったプールが落下している可能性も否定できません。地面に散乱している可能性すら有ります。この点は全くマスコミは報じていません。多分現場では解っているはずです。


これが原因となって、ドイツの医療チームが急遽帰国してしまったのをはじめとして、シンガポール、オーストラリア、スイスなどのサポートチームが恐れをなして帰国してしまいました。


欧米諸国は、黄色人種の日本が原子力を管理することに恐れをなして、帰ってしまったのかもしれませんが、我々日本人が自力で復活を遂げるところを見せつける必要があります。


この事実があったとしても100km以遠の方の避難は必要ありません。お金に余裕が有れば、逃げる事自体は否定しませんが、逃げても逃げなくても差はない訳です。


ですから、私はその事実だけをお伝えしたいと思います。


すでに、日本各地では、自主的に被災者支援を行っている団体があります。

http://ameblo.jp/kato-shushi/entry-10833515478.html

http://www.homeless-net.org/


※どちらも、私腹を肥やす為にできた団体ではないと思いますが、それぞれの団体の活動に関して詳しく知っているわけではありませんので、寄付をする方は自己責任でお願いいたします。


また、我々が淡々と復興していくことは、中国に対しても影響を与えると思います。中国はチャンスがあれば日本を領有したいと思っています。ですが、日本人が一筋縄でいかないと解ると、一部領土を奪うなどの戦略に変更してきます。


原子力発電所の話題は、来週になるとどんどん小さくなり、これからは生きて居る人の生活水準、無くなった方の身元調査、埋葬、それから、瓦礫の片付け、現場の整理、仮設住宅の建設、民間企業の工場の復旧、護岸建設、道路建設、住宅建設と進んで行くと思います。


日本政府は、とりあえず10兆円規模の災害復興支援の為の国債発行準備を始めました。私の予想では20~35兆円程度の予算が詩集的に必要になります。また、復興の為に一時的に物不足なりますが、今までデフレギャップが20~40兆円有ると言われてきましたので、今回の地震復興でそれも埋まることになると思います。


まだ、復興を語るには早すぎると思いますが、幸いなことに日本には復興に必要な技術も、人も資金もまだまだ充分にあります。今後、津波対策の基準も見直されると思いますので、益々自然災害に強く、有事に強い日本は世界でも注目されると思います。


ともかく、被災地の方の一刻も早い復活を祈って、入れることをやっていきたいと思います。生き残った日本人には、これからどんどん働いていただきます。もし、今現在職がない方は、東北にボランティアに入られると良いと思います。


また、金沢の友人がモデルハウスを無償で貸しますと言っています。ちょっと東北からは遠いのですが、2~3ヶ月現場を離れて体調を整えてから戻られるのも一つの考えだと思いますので、ご希望される方はおっしゃってください。


明日からは、通常の更新を行いたいと思います。それでは、皆さんも自分が出来ることをやって、よりよい良い日本にしていきましょう。