シートフィルム | フォトマスター検定1級勉強法

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フォトマスター検定1級を受験されるかたの試験勉強に役立つ情報をお伝えします。

大判カメラと呼ばれるカメラに使われるフィルムに関する問題です。

17aF-16…ノッチコードの位置
17aF-19…フィルムサイズのホルダーについて
17bF-18…ノッチコードが刻まれている理由
18F-17…ノッチコードとは
20F-10…コードノッチの位置と大きさ
25F-1…コードノッチとは
26F-13…2014年10月1日において製造販売しているサイズ

「ノッチコード」と「コードノッチ」が混在しています。
写真用語事典 改訂版』(p.326)では、「ノッチコード(notch code)」です。
Wikipediaの英語版でも「Notch code」で項目が立てられています。
図解の部分には「Code notches」という文字もあります。
写真大事典』(p.1045)も「ノッチコード」なのですが英語のスペルは「Notch Codes」と「s」がついています。
『フォト検 過去問題の解答と解説2』のp.323にある20F-10の解説中の一文を引用します。

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※原問題では、「ノッチコード」と表記していました。正しくは「コードノッチ」です。
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富士フイルムのサポートページからダウンロードできるデータシートにも「コードノッチ」とあります。

「ノッチコードとコードノッチのどちらが正しい呼称か」という問題は出ないと思うので、どっちでもいいと言ってしまえばそれまでなのですが、私の中にはもやもやしたものが残っております。

※2014年10月31日追記

25F-1の問題文には下記引用のただし書きがあります。
(『フォトマスター検定受験ガイドブック平成26年度版』p.243)

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※ただし、フィルムメーカーのホームページにおいて、富士フイルムでは、『コードノッチ』と表記しており、コダックでは、『ノッチコード』と表記しています。
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Code Notches for KODAK Sheet Films(←pdfです)は、コダックが作成した文書だと思いますが、「Code Notches」となっています。
「Notches」の「es」がとれてしまうのは、まだわかります。
たとえば映画の題名でも、原題には「s」がついているのに、邦題でとってしまうことがあります。
『The Lord of the Rings』が『ロード・オブ・ザ・リング』になるように。
これなんて、頭の「The」も消えています。
コダックはコダックなんですから、「コードノッチ」のままでいいと思いますが、「ノッチコード」と表記する日本のコダックには何らかのこだわりがあるのでしょうか。

26F-13は、普段からシートフィルムを使用しているか、メーカーのサイトをこまめにチェックしていないと、正解を選ぶのは困難だと思います。