若松区を訪れた事は今まで無かった。
小倉から、本当は関門海峡を渡り山口県へ向かおうと思っていたのだが
何故か吸い寄せられるように赤くて大きな「若戸大橋」を渡り若松区へ。
(通行料は普通車100円、軽自動車50円)
ここへ来ると思っていなかった為、何があるのかも分からない。
とりあえず大き目のスーパーの駐車場に車を停めて散策開始。
初めて来た場所なのに吸い寄せられるように路地へ・・・
いい感じの路地発見。
向こう側に見える若戸大橋がこれまたいい感じ。
「昭和の風」を感じる路地。
そして更に進むと、一瞬人の家の裏庭へと続く道か?と思うほど細い路地に遭遇。
ちょっとドキドキしながら先へと進んでみると、
青い色のペンキで塗られた集合住宅が。
今はもう誰も住んでいないようだった。
不思議な空気が流れる路地裏。
ここだけ時空が違う感じがした。
だれも通らない路地。
向かい側の家からは生活の物音が時折聞こえてくるのだが
・・・静かだ。
しばし立ちすくむ。
ここで一旦、休憩。
アーケード通り(エスト本町)近くにある『そば処 一徳』。
![エスト](https://stat.ameba.jp/user_images/15/b5/10062847434_s.jpg?caw=800)
暑い日だったのに・・・熱い鴨南蛮そば(笑)
他のお客さんはみんなざるそばだったのに。
ふーふー言いながら食べ終わり、
今度は洞海湾側を散策。
ベンチが沢山あって一休みするにはこの時期いいかもしれない。
(夏場は暑そうだ・・・)
わんこも気持ち良さそうだった。
道を挟んだ向かい側にはレトロ建築が並ぶ。
そして目に入ったクロワッサンのお店。
元々は石炭会館の建物だったようだ。歴史を感じる。
何気に入ってみて気付いたのだが、
昨日友人と福岡の情報誌を読みながら話していた
薬院にあるクロワッサン専門店「三日月」ではないか。
お店のリーフレットには「本店」と書かれていた。
あの、口コミで超有名になり、今では売り切れ当たり前、
ネットで予約してみんな買っていると噂の(おおげさ?)クロワッサンのお店に
こんなところで出会うなんて。
ちょっと感激。
しかも薬院店ほど混んでいなさそうだ。
クロワッサンの種類もまだまだ沢山残っている。
ついつい買い込んでしまった・・・
その後も、近くを散策。
そして気付いたのだが街のいたるところにポンプがある。
商店街の中にもいくつかあった。
ちゃんと現役で使えそうなものばかり。
でもやはり、民家の前にあるポンプが
一番趣があったかもしれない。
あと、もう一つ気になったのが「赤レンガ」。
表立っては見えないが、コンクリートの内部や壁の後ろ側に赤レンガがあちらこちら顔を覗かしている。
古い赤レンガからは歴史を感じる。
同じようなレトロ港湾地区では門司港が有名だが、
この若松には門司港のような華やかさと賑わいはないが、
だからこそ残された「時代の空気」を感じる事が出来るのではないだろうか。