高山病になる? | 富士山に住むカメラ女子

富士山に住むカメラ女子

夏山シーズン、富士山で生活するカメラマンmushです。
2010〜2014年は富士山頂上の山小屋で働き、2015年から御殿場口五合目のトレイルステーションで活動、
2017年からまた富士山頂上に戻り活動しています。
富士山生活歴14年!
SIJ公認SUPインストラクター
最近釣り女子

富士山頂上勤務の話になると

よく聞かれるのは

「高山病とか大丈夫なの?」


毎年、勤務開始の時はブルドーザーで頂上へ行くのですが、

着いてすぐ、小屋開け作業で動き回るので

酸素不足で目眩がしたりすることもあります。


一晩寝ると、睡眠中の呼吸が浅くなり、

朝起きた時に「頭痛い」「鼻の奥がツーンとする」

なんてこともあります。


一切高山病にならない、とも言い切れないし

かと言って、酷くてとても働けない!ということはなく、かれこれ12シーズン頂上で働けています。


中にはせっかく頂上に来たのに高山病で勤務できないまま下山する人もいるし、

毎年大丈夫だったのに今回はダメだった...って人もいます。


体調等もあると思いますが、全員が全員順応できるわけではない場所です。



私自身大丈夫と言いながらも、登って2日ほどは

血中酸素飽和度はこんなに低い。

通常97〜99%あるのに、かなり低い。

呼吸不全の数値...

医学的なことは詳しくないですが、

この数値でも普通に動けてしまうのは、元々ヘモグロビンの数値が低いからか、慣れなのか?


高山病にならないわけではなく、運良く?順応できて元気に勤務できている感じです。



パルスオキシメーター、富士登山の時に携帯しておくと順応できているか確認できるのでオススメです。