富士山頂上で雷 | 富士山に住むカメラ女子

富士山に住むカメラ女子

夏山シーズン、富士山で生活するカメラマンmushです。
2010〜2014年は富士山頂上の山小屋で働き、2015年から御殿場口五合目のトレイルステーションで活動、
2017年からまた富士山頂上に戻り活動しています。
富士山生活歴14年!
SIJ公認SUPインストラクター
最近釣り女子

富士山頂上で生活する私達にとって

何より怖いのが雷。


雷は高い場所に落ちます。

木々もなく、建物の少ない富士山頂上。

雷雲も近く、上からだけでなく、下からも横からも雷が走ります。

大変危険な場所です。


雷が聞こえると、山小屋や神社はすぐに発電機を止めます。落雷の恐れがあるからです。

そして室内に避難し、窓から離れます。


昨年は奥宮付近にも雷が何度か落ちるのを見ました。

窓の外にあるテレビのアンテナに落雷し、壊れるのも目の当たりにしました。

私の携帯電話も電気を拾ってしまい、微量ですが感電し、怖い思いをしました。



そんな危険な場所なのに

雷が鳴っても外に居続ける人

記念撮影を続ける人

ライブ配信をしている人

ストックを持ってバンザイしている人

傘をさしている人


見ているだけで怖いです


注意しても

避難を促しても


「剣ヶ峰行ってから下りますー」

や、

「わかりましたー」

と言いながら、のんびりしている人

聞く耳持たない人…

どうすることもできません。


雷が鳴っているのに、傘をさして記念撮影をしている人達。


この後、雨が強く降り出し、登山者が一斉に神社に避難してきました。

(大雨が降らない限り、雷だけだと避難しない人達)

16時ぐらいの出来事ですが、

話を聞くと、山小屋の予約もしていないそうで...

神社もずっと開いているわけではないので、一時の避難場所に過ぎません。

山小屋を予約している方達は落ち着いたタイミングで山小屋へ移動しましたが、

それ以外の人はとにかく下山するしかありません。

下山途中の山小屋も宿泊者しか入れない時間帯です。

16時過ぎから下山を始めると、雷どころか暗くなる一方。大変危険です。


登山中、雷が鳴ったらすぐ避難!

身体を低くする

木から離れる


鉄則です。