写真家の綾順博です。
今回のブログは、
気持ちの整理を付けないといけない気がして、
書くことにしたブログです。
2023年9月20日
以前撮影した事のある女性から、
共通の友人の名がお悔やみ欄にあると連絡があった。
嘘だ！と思うと同時に、
やっぱりダメだったの！？
葬祭場に確認をとると名前だけでなく、
年齢も勤めていた会社も同じで認めるしかない状況でした。
彼から癌を患ったと知らされたのは、
2023年になってすぐの頃でした。
自分がオフィシャルカメラマンをしている
宮崎国際ジャズデイへお誘いの電話をしたときでした。
第1回のコンサートのときから来て下さっていたし
音楽の好きな方でしたので今年も来てくださいと話したら、
電話口で「ゴメン今年は無理だわ」との返答。
その時に癌を患ってると話してくれました。
「でも誰にも言わないで。
元気になるから大丈夫だし、
治療の効果もでてるから」とのことでした。
それからも時々電話をかけて、
他愛もない話をしてました。
コロナ禍でしたのでお会いするのは避けてました。
ある日、
「三脚とカメラバックとかもらってくれないか？」
と連絡があり、
その時久しぶりに見た彼はずいぶんと痩せていました。
私の心の中では
覚悟されてる？諦めてる？
などいろんな思いが脳裏をよぎりましたが嚙み殺し、
預かるという形で三脚とカメラバックを受け取りました。
元気になったら返すからと言って。
自宅療養を続けてましたので、
それからも連絡をしていました。
電話とメールの返信がない事が少しづつ増えてました。
そして9月11日の電話での会話が私との最後の会話で、
「綾さん、身体がキツイわ。電話もキツイ。」
彼との付き合いで初めて聞いた弱音でした。
私は「また調子戻ったら、連絡してください。」
と言って電話を切りました。
それからというもの、
僕の中では 大丈夫か？ という思いが大きくなる日々でした。
そして彼の名がお悔やみ欄に名があるとの知らせです。
知らせがあった段階で出棺の時間を過ぎてましたので、
葬祭場に確認をし親族の皆さんが火葬場から
帰ってくる時間に合わせ、
最後のお別れにいきました。
葬儀自体も親族だけで済まされたようでした。
ご家族の話をほとんどしない方でしたので、
ほぼ初めてお会いする方々ばかりでしたが、
2歳ぐらいのお孫さんがいらしたことを初めて知り、
それがすごく嬉しかったです。
池田章夫さん
楽しい時間を共有してくれて
ありがとうございました。
僕はあなたと一緒に馬鹿を言いながら
写真を撮るのが大好きでした。
PPF宮崎では大変お世話になりました。
解散後も僕が主催する撮影会に顔を出してくれて
とても嬉しかったです。
炎天下の中撮影した
えれこっちゃみやざき も大変だったけど、
今となってはいい想い出です。
ふたりでカメラ片手に飲みに行き、
酔っぱらって繁華街で月食を撮ったこともありましたね。
本当にありがとうございました。
もしも生まれ変わりがあるとしたら、
また一緒に馬鹿言いながら写真を撮りたいと思ってます。
2023年9月25日 綾順博
彼と楽しんだ時間の写真です。
※古い順にならべてます。
これが彼を撮った最後の写真でした。
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みなさんの家族写真、
どこへでも撮影に行かせていただきます！
ご依頼は
Art Photo AYA
電話 09031921969（綾順博 携帯）
までお願いします。
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