SOLINCO HYPER G 『ソリンコ ハイパーG 』レビュー | TENNISUMI

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娘が小さい頃はストライダー、小学生になってからは自転車とテニスのネタ、中学生になったらテニスのネタと備忘録。
テニスは目指せ全国大会でしたが、何とか出場が叶ったので、これからは思春期の子供の親としてつらつらと書いています。

先日の大会にて致命的な敗退を経験してからの対策は筋肉痛からの超回復の如く、彼女のテニスを変えていきました。

今回、特に効果が出たのはストリングスを変えたことでしょう。それまではナイロンマルチのウイニングショット『ブラックスパイダー1,30』を53ポンド、ヨネックス『ポリツアープロ1,20』を44ポンドを使い分けていました。ブラックスパイダーは打球感とコントロール性はいいものの、2週間でガットが毛羽立ち、スピン性能が落ちてきます。ポリツアープロも2週間でテンションがフニャッとなり、反発性が著しく低下し、まるでトランポリンで打っているようなパスパスの打球感になるので、いずれにしても頻度をあげて張り替える必要がでてきますから、今回はガットのテンション維持率が高いとされているソリンコ ハイパーGを試してみることになった次第であります。


今回はカラダへの負担を考慮して、耐久性は度外視したため、いちばん細いゲージの1,05にしてみました。触った瞬間に紙ヤスリの様なざらざら感満載で、いかにもスピンがかかりそうな雰囲気で期待大。実際に使ってみても球だしをした瞬間にわかりました。ラケットフェイスにボールが貼り付いてる感覚が!グリグリにスピンをかけるとネットが怖いぐらいですが、それでいてクリアな打球感なので、繊細なフィーリングを保ったままでボールを運ぶことができます。とくにドロップショットやドロップリターンでの効果はかなりのもので、マッケンローに使って欲しいぐらいです。

むすめにも聞いてみましたが、ポリのガットだとは気づかなかったそうで、ナイロンマルチだと思っていたそうです。1,05という超極細ゲージなので、ワイパースウィングでスピンをかけるタイプの選手が使用をすると、かなり早めに切れそうな気もしますが、比較的フラットスウィングでセンターを外さないタイプの選手にはおすすめしたいと思います。

1,05を40ポンドで張り上げると、かなりカンカンした打球感ですが、反発力がありスピンもかかるために、コントロールをしやすくなります。それでいて肘に負担がこないのは嬉しい限りです。