初日:始発電車に乗り池袋~宇都宮~黒磯~郡山~福島を経由して仙台を目指します。
私が小学校5年生の夏休み
それはまだ東北新幹線などない時代のことですが
夜行列車に揺られて子供一人で鈍行列車に乗って
岩手の故郷まで旅をしました。
深夜の車両の中には自分一人しかおらず
ラジオを片手に窓から暗闇を見つめていたこと
電車の乗り継ぎまで黒磯の駅のベンチで野宿?したこと
仙台駅で見知らぬ老人から駅弁をご馳走してもらったこと
一人旅のはずが途中で様々な方の好意に守られて
まる一日かけて無事に岩手までたどり着くことができました。
ちょっとスリリングでちょっとワクワクした記憶は今でも鮮明に思い出されますが
それに近い体験を親子で楽しんでみようと思ったのが今回のきっかけです。
そして。。。
東日本大震災で行方不明になったままの伯父伯母達に
ムスメの成長を見てもらいたい。
昔とは変わってしまった高田松原の様子や
昔と変わらない気仙川の清流の流れ
自分が子供のころに楽しんだ風景を我が子にも知って欲しい。
種山で天の川を眺め
気仙川でヤマメを釣り
途中下車の駅前ではボレー&ボレーでテニスの練習(笑)
目的地だけで楽しむのが旅行
目的地までの道程を楽しむのが旅
親子旅行は何度も体験したけれど
親子旅は初めてのこと
せっかくの夏休みなので
ものより思い出!
親子二人でテニスラケットを一眼レフカメラを片手に
3泊4日のあてのない故郷訪問と
ちょっとしたご縁で泊まらせていただけることになった
楽しそうな宿での一夜は
テニスインストラクターでカメラマンという経歴の持ち主が
出向かえてくれるので今からワクワクしています。
親子二人のドタバタ珍道中でどんな出会いが待っているのか?
ムスメよりも私のほうが楽しみにしています。