よく、同じエレメント(火・土・風・水)の星座同士は、相性がいいと言います。
エレメントについては以前ここで話しましたが、一般に、火=パッション、土=セキュリティ、風=感性、水=感情ということになっていますから、同じエレメントだとモチベーションの生じる場所が同じだったりして、お互いの行動が理解しやすかったりします。
さらに、星座は火→土→風→水と順番に並んでいますから、同じエレメントの星座は、出生の円の中で、120度ごとに来ます。
この120度というのは、「トリン」「トライン」と言われていて、まあ、一番仲のいいアスペクトなのです。
120度は調和と理解をもたらすのです。
なので、同じエレメントの星座同士は調和と理解があるということになり、すなわち相性がいいとなるのでしょう。
実はそれに関しては多少疑問があります。
相性といっても、職場、交友、恋愛、結婚・・・と色々なシチュエーションがあって、例えばプロホロに相性を聞いてくるようなクライエントは、既にかなりの深い関係にある方との相性を尋ねてくるわけで、「火同士だから、愛欲に燃え上がる相性です!」なんて答えてるようでは、ちょっと浅いかなと思います。
さて、俺はうお座なのですが、これまでの人生において、さそり座・かに座・うお座の水の星座の人と、相性がいいと思ったことがありません。
こんなことを言うと、実は周りに水の星座の人がとても多いので、「はーん、こいつはそう思っていたのか!」と言われそうですね。
あくまでも、占星術師としての、「同じエレメントがもたらすはずの相性のよさ」を感じたことがないという意味ですからね!
かに座・さそり座・うお座ともに、とても大切な友人がおりますから、誤解のないように。
水同士の相性に関して、水の方たちはどう思っているのか、ちょっと聞いてみましょうか。
かに座「さそり座さんは素敵だけど一緒に居ればいるほど距離感を感じるわ。うお座君は親身で頼りになるけど、さっぱり役に立たないときがあるから信じていいか分からない」
さそり座「うお座?かわいいっちゃかわいいが、ありゃ、けっこうなバカだね。かに座?ああ、そんなのがいるねえ。なんか怖くね?」
うお座「かに座もさそり座も、俺にかまうな!オーラがあって、自分にはないから憧れちゃう。かに座は堕ちるけど、さそり座は難攻不落。私のどこがいけないのかしら?」
これ、実際に聞いたわけではないけど、多分こんな感じでしょう。
そもそも、水の星座の人は情に流されるのでお互いの120度のもたらす「調和と理解」がその時々でぶれるのと、感情というものは、必ずなにかしらの偏向バイアスがかかるもので、水の星座の方々はこの偏向バイアスが表に出やすいのではないかと思われます。
うお座なんてものは、俺がうお座なのでよく分かりますが、常にぶれぶれで、とても感情に左右されやすい生き物だと感じていますが、そういう意味からすると、かに座だってさそり座だって同じはずなんですが、どうもこの2方は、うお座に言わせるとそれを認めようとしないのです。
多分、相性の良さでそれがお互いに見えていて、それぞれがこころの在り方が違うものですから、水の星座の場合、互いに「投影」してしまうのかも知れません。
さそり座の場合は無視するかバカにする。かに座の場合は警戒して初めから見せないか傷ついて心を閉ざす。うお座の場合はつつきまわしてそのうち逃げる。
ちなみに「投影」とは、本当は自分がそのような人なのに、気に入らない相手がそんな人だと思い込むという心の機能です。
投影の例:「あいつは自分に気があるくせに、わざと冷たい態度をとって嫌味までいいやがる。小学生か?」
本当は、自分がその人に気があり、わざと冷たい態度をとっているのは自分で、相手はその態度に反応しているだけ。
考えてみたら、水だけにとどまらず、他のエレメント同士でも、そういうことが起こる可能性があります。
つまり、あるところまでが似ていて、心の在り方が違うと、反発したり逆に惹かれあったりを繰り返してしまうのかも知れません。
これをして、相性がいいというのか?悪いというのか???
一概にいいと言えないことだけは、確かですね。
