3月末から看護師として働くことになった。
国試はギリギリ合格。
初日は病院の事務の前に集合と言われた。
同じ学校だった子ら私含めて5人と系列外の学校からきた子2人。
まずは事務員さんから出勤カードを渡されピッとかざす。あとロッカーの場所と着替えを数着渡される。
着替えて看護部長の部屋へ案内される。
やたら広いので7人がすんなり入る。
看護部長の話が始まる。
数分経った頃、年配の人が数名やってきた。
自己紹介された。
それそれ配置される病棟の師長と主任だった。
まず同級生の1人が呼ばれる。
産婦人科病棟。
次に私と同級生のふじ君(在学中はあまり関わってなかった)とツルさんと外部からのめいが呼ばれる。
内科病棟。
同級生の1人が呼ばれる。
オペ室。
外部からのランが呼ばれる。
外科病棟。
それぞれ病棟に分けられて責任者に着いていく。
ひっそり同期がいてよかったと思った。1人はキツいかもしれん。
師長の後ろについていき病棟を案内される。
詰所にはいる。
緊張してきた。
朝礼が始まる。
1人ずつ自己紹介をしていく。
覚えられない…
名札ついてるから確認しながら覚えていこー。
学生の時とは違いみんな挨拶返してくれる。
少し嬉しい。
朝礼が終わり師長に呼ばれる。
まずは病棟の流れと物品の位置を知ってもらうために介護士さんと一緒に動いてと言われた。
やたらキツそうなおばさんがきた。
介護士のトップらしい。
「南です。よろしく。」
同級生3人が
「よろしくお願いします‼︎」
と軍隊並みの挨拶をしたらめいが引いていた。
南さんも引いていた。
南さん
「そんな声張らんでも笑」
ふじ君
「実習の癖が抜けなくて笑」
南さん
「すごそうやな笑」
和やかに始まった。
見た目キツそうやけど喋るとおもしろい人だった。
初日では物品の位置の説明とお茶が入ってるコップや吸飲みを回収して消毒洗浄したあと配茶する。
配茶も個人で作り方が変わるので配茶用の版を見ながらお茶を作成する。
例えばトロミの有無。トロミが必要な場合はどれだけの強さかとか記入している表がある。一回で配るお茶の量が決められていたり残量を書かないといけない人がいたり…
お茶だけでも覚えることが多い…
時間も制限があり10時からオムツ交換を始めないといけない。
慣れてきたら配茶しつつオムツをセットし患者さんのベッドの足元に置いておく。
できるかな…
初日以降は
消毒洗浄とお茶作成が2人。
洗浄と作成している間にオムツセットが2人。
2グループに分かれて行った。
2人で行うので時間内には終わった。
オムツ交換が始まる。50人くらいを介護士さん4人と私たち4人で回っている。
看護師はバイタル測定をしていたり検査出しをしていたりしていた。
手が空いた看護師からオムツ交換に入ってくれる。
11時30分に休憩なのでそれまでに終わらせる。
介護士さんは自分の病棟が終われば他の病棟に手伝いにいく。
ICUがあるが私たちはまだ入れない。
ICUに入ってる患者さん以外はオムツ交換して‼︎
とのことでなんの状態もわからないのにオムツ交換をする。
私語もなく黙々とやっていく。
たまに気を遣ってくれたのか南さんが喋ってくれる。私語してないのに理不尽に怒られるという経験を3人はしているので不用意に笑ったりできない。
愛想笑いと軽い返事のみ。
南さんおもろいからめっちゃ笑いたかったけど我慢した。
ギリギリ休憩前にオムツ交換が終わった。
南さんと私たちは後休憩。
先休憩の人に何かしておくことがあるか聞いていく。なにもないらしい。
私たちは配膳と食事介助。
配膳車が届くまで配膳室で待つ。
南さん
「自分ら全然喋らんやん笑緊張してるん?」
私
「実習の時に私語してないのにうるさいとめっちゃ理不尽に怒られたことがあってそれ以来、必要最低限しか話してなくて…癖ですね笑」
ふじ君とツルさんは深く頷いてる。
めいはドン引きしている。
南さん
「理不尽看護師かー。よくおるな。ここにもおるから気をつけや。今日は来てないけどな笑」
私
「え…いるんですね…がんばります」
テンション下がるわー。
南さん
「めいは違うとこやったんよな?」
めい
「そうです。実習はめっちゃ楽しかったです(ニコニコ)」
私たち3人は仰天。
ツルさん
「実習楽しい?楽しいとか思ったことない…」
とボソッと呟いてた。
深く頷く私たち2人。
南さん
「気になるんやけど…でももう配膳車きたわ」
会話をやめ配膳車を押して病棟へ。
自力で取れる人から先に渡していく。
看護師がいる病室で食事介助を行う。
丁寧に声をかけて行っていく。
実習気分が抜けない笑
やっと休憩。
先休憩の人は残りの食事介助と配膳車を下膳する、
そのあとは入れ歯の洗浄。
口腔ケアは看護師。
自力での入浴日ならお湯を張る。
介助入浴なら朝イチでお湯を張り、タオルの準備と看護師が飲むであろうお茶の準備。氷入りのお茶。看護師が使う汗を拭くタオルと魚屋さんみたいな防水エプロンとスリッパの準備をしておく。
至れり尽くせり状態。
午後から
オムツ交換。
オムツ交換が終わればゴミの処理。
めっっっちゃ重い。尿や便や陰洗のぬるま湯をたっぷり含んだオムツは想像以上に重い。
持ち上げて台車に乗せて外の大きい倉庫のようなところにほりにいく。
持ち上げようとして腰抜けそうになった。
想像以上に重い。
私
「この重さなめたあかん」
って言うてしまった。
南さん爆笑。めいも爆笑。残り2人は笑うのを我慢している。
ふとめいは良い学校に入ってたんやなーと感じた。
どこで怒鳴られるか分からない恐怖と戦ったことはないんやな…と感じた。
ゴミ出しも終わりあとは汚れた病院貸し出しの衣類を分けていく。
便付着や尿付着や血液付着とビニール袋に記入し入れた枚数も書いていく。
それも終わるとオムツ交換に使用するタオルがクリーニングから戻ってくるのでそれを濡らしておしぼり状に形を整える。100枚をワンセットにして袋に詰めて保温機にセットする。
さらにクリーニングから戻ってきたパジャマや衣類をサイズ別に分け各病棟のリネン室にサイズ毎に取りやすい角度で並べていく。
夕方前に配茶。
朝配ったお茶を破棄し新しく入れていく。
2回目は洗浄せず。
消毒洗浄は1日1回。
量は記入する必要のある人は記入していく。
各患者さんのオムツ補充。
この数字を間違えて記入してしまうと締め日が大変になるから絶対間違わないで‼︎と強く言われた。
補充してやっと仕事終了。
師長から全員呼び出し。
私
「全員揃いました」
師長
「そんな固くならんでいいよ笑」
私
「すみません。」
師長
「これから1週間は今日したことをしてもらいます。あとこれがシフトやから確認しといてね。今は全員金曜まで日勤やけどね」
私
「はい、ありがとうございます。」
師長
「今日は帰っていいよ」
めい以外の3人
「ありがとうございました‼︎明日もよろしくお願いします‼︎」
また無意識に軍隊並みの挨拶をしてしまった。
看護師たちにも挨拶をする。
めい以外の3人
「本日はありがとうございました。明日もよろしくお願いします」
めいは圧倒されながらも挨拶をしていた。
南さんにも同じ挨拶。
南さん
「しごかれた感出てるわー笑。明日もよろしくね」
みんなに挨拶をしてロッカーへ。
めい
「みんな実習厳しかったん?」
私
「いうと長いからなー。今度の金曜飲みに行こやー。みんなで。」
めい
「いいよー」
ふじ君もツルさんも行く。
次回
1週間