実習2日目


今日の指導者も私。

看護師のリーダーは中さんとめい

中さんから

「プー。昨日すごかったらしいなー笑(ニヤニヤ)」

「中さんおはようございますー。すごかったですよー。めっちゃニヤけてるじゃないですかー笑今日どうなってるか楽しみですねー。」

中さん

「まぁなんかあったら聞きにおいでやー」

「ありがとうございます‼︎頼りにしてます‼︎笑」

などなど話していると学生さんと先生が到着。

(なんでみんなの目が腫れてるんよ…B子が1番腫れてる笑)

なんかちょっとわらけてきた笑。笑うのは我慢した。

A子

「おはようございます。全員揃ってます。今日もよろしくお願いします。」

「よろしくお願いします‼︎」

他のスタッフはボソッとしか言わない。

ツルさんにいたっては無視している。


師長からの締めの挨拶があり解散。

それぞれ環境整備をしていく。

事前に学生さん担当の患者さんはしないように伝えた。


ついに行動計画発表の時間へ


A子

「A子です。よろしくお願いします。1日の行動計画は

バイタル測定とコミュニケーションと環境整備と清拭の見学と食事は見られていると食べ辛いと思うのでその間に休憩に行きます。午後からは口腔ケア見学そのあとは少し休憩してもらいたいのでカルテから情報収集していたい。ゆっくり休んでもらったあとにバイタルサイン測定を行いたいです。」

「環境整備を行う意味はわかりますか?」

A子顔強張っている。

「患者さんが入院中の生活の基盤がベッドです。ベッド回りは埃や毛髪などが落ちています。不快な物質を取り除いて気持ちよく過ごさせていただきたいからです。」

「いいと思います。(ニコ)」

「先生、バイタルは個人でできますかね?」

先生

「一度指導者さんから合格をいただけたら個人でバイタルサイン測定はできます。環境整備は見ておいてください。」

「わかりました。」

「A子さんは今からバイタルサイン測定の準備して実施してきてください。」

A子

「はい」


C子

計画発表

バイタルサイン測定→環境整備→コミュニケーション→清拭見学→患者さんのご飯の時に休憩→口腔ケア見学→患者さんに休んでもらう→カルテから情報収集→バイタルサイン測定→コミュニケーション


「清拭の必要性はわかる?」

C子

「身体を清潔に保つことです。」

「それもそうやね。他は?」

C子更にフリーズ

「えっっと…えっと…(ハッとした顔になった)清拭を通して褥瘡などの皮膚トラブルがないかチェックできます。入浴できてないので気分転換にもなります。」

「せやね。よう思い出したねー」

C子

「はい。ありがとうございます」

「今からはバイタル測定行ってきてー」


D子

バイタルサイン測定→環境整備→コミュニケーション→清拭見学→休憩→口腔ケア見学→カルテの情報収集→バイタルサイン測定→コミュニケーション

「D子さんは口腔ケアの必要性ってわかる?」

D子フリーズ

「はい。口腔内に食物残渣や喀痰などが溜まってないか確認することと口腔内のさっぱり感があります」

「(ちょっと笑いそうになった)いいと思うよ。ただこの患者さんはいつもどうやって口腔ケアしてるんやろね。みんなにも言おうと思ってたんやけど患者さんが普段どんな口腔ケアしてるか把握してるんかなー。」

D子

「か…確認します。」

「バイタルの報告の時教えてー。口腔ケアのことは2人には教えんでいいからねー。直接聞くからー」

D子

「はい。バイタルサイン測定行ってきます」

「いってらっしゃい」


3人は大体全部同じようなことをあげてきていた。

やることは限られてるから同じになるのは仕方ないけど個別性を出して欲しかったな…

あと1人ずつ質問した理由は

朝、師長と中さんから呼ばれ

「今日は学生がめっちゃ勉強してきてるか確認せなあかんと思うねん。やから1人ずつ質問変えて聞いてみて。B子さんにはいろんな質問をして。答えられへんかったら患者さんとこに行かせてあげられへんから。」

「(とばっちりやな)わかりました。B子さんには多めに質問します。」

ということです。



B子さん編

長くなりそうなので次回にまわします。


反省会と翌日以降の行動予定発表

出席者は師長と私と教師と学生さん4人。

師長から事前に

「思ったことは言うていいから。」

と言われた。


まずはそれぞれの振り返りと反省

A子

「バイタルサイン測定の際、緊張しすぎてしまい手が震え患者様に不安を与えてしまったかもしれません。午後からは注意されたことを念頭に置き手の震えはなくなりました。明日からはバイタルサイン測定をしっかり行うことと清拭や陰部洗浄の見学をしていきたいです。」

C子

「バイタルサイン測定では細かい部分を観察できていたとおっしゃっていただいたのですが私も緊張していたので今後は緊張をほぐして更にしっかり観察していきたいです。明日以降は清拭などを見学していきたいです」

D子

「私も緊張しすぎてしまい何度も血圧を測定し直してしまいました。午後からは繰り返すことなく測定できたと思います。明日以降は清拭などの見学をしていきたいと思います。」

B子

「………今日は自分の勉強不足で患者様のところに行けなかったです。休憩中も寝てしまい他の3人より長く休憩をとってしまいました。今後はしっかり勉強して学生同士や指導者さんからの信用を築いていきたいです……」


私はそれぞれが発表している間、忘れないように走り書きでメモしてました。

B子さんはまた泣きながら発表していました。

正直

(よく泣く子やなー)

といろんな意味で感心してました。

泣き出した時はみんなギョッて顔で見ていました。

私と先生は慣れていたので

(あーまたかー)

的な顔してたと思います。


A子

「指導者のプーさんよろしくお願いします」

「よろしくお願いします。(なにをや?プチパニクる)」

師長が

「講評して」

と小声で教えてくれた。

(なるほど‼︎)

「実習初日ほんとにお疲れ様でした。」

学生さん4人

「ありがとうございます」

「A子さんは緊張しすぎて手が震えていたけど午後からはしっかりできていたと思います。C子さんは緊張はしていたと思いますがしっかり測定できていたと思います。D子さんは最初は何度も測定し直したりしていましたが午後からはしっかり測定できていたと思います。みなさんは休憩時間に練習かなにかしたんかなって思いました。最初?の実習でそれも初日で改善してくるってすごいと思います。明日以降は患者様からやカルテからの情報で色々観察する部分などが増えてくると思います。バイタルサイン測定はただ数値を出すだけではダメやと思います。患者様の心身に変化がないか確認と観察も重要です。この実習でその重要性を少しでもわかってくれたら嬉しいです」

A子とC子とD子

「ありがとうございました。」

「B子さんは今回、自分がしてこなかったことやすべきことが理解できたと思います。信用を築くのも大切ですがそれは自分の行動次第だと思います。まずは今日取った情報からどんなところを観察しないといけないかバイタルサインの正常や異常などしっかり勉強してきてください。患者様に触れるとはどういうことかコミュニケーションってなにかなっていう基本的なところも振り返ってきてください。」

B子

「うぅ…ありがとう…ございます…」

(ひょーまた号泣レベルー)

A子

「次は師長さんよろしくお願いします」

師長

「みなさんお疲れ様です。今回、3人しか実習ができていません。グループは協力体制が必要です。勉強してきてないなど実習できるわけがありません。休憩中といえど実習中です。ついうっかり寝てしまって寝坊するなんてことはあり得ないことです。学生さんは責任がないかもしれない。学生さんがしたことの責任は全て指導者の責任です。実習始まる前に行動計画を聞く時点で指導者側から質問されることはなんでかわかりますか?」

学生さん4人

「………」

数分後

A子

「私たち学生が疾患やバイタルサイン測定について理解できているか確認するため。ですか?」

師長

「そうやね。私たちは患者様の死と隣合わせです。学生さんに見てもらう患者様は比較的、状態が安定した方ですが何が起きるかわかりません。なにもわからない状態で患者様のところに行っても何も得ません。それどころか状態さえ把握できずに急変しているってこともあり得ます。そのために指導者は質問するんです。患者様に触れてもいいのかという確認のためです。」

学生さん4人

「はい。ありがとうございます」

師長

「あとそんな頻繁に泣くものではありません。患者様に何か言われてもすぐ泣くのですか?泣いても解決はしません。悔しくて悔しくてつい涙が出てしまった。というのは別です。泣くのは控えましょう」

B子

「はい…」

(まだ泣いてる‼︎師長めっちゃ溜まってたんやな笑)

A子

「最後に先生よろしくお願いします」

教師

「実習お疲れ様でした。今回、私はなにもフォローができず申し訳ありません。色々と考えさせられた日になりました。明日もしばらくはここにいようと思います。」

A子

「……えっと…今日はありがとうございました。明日もよろしくお願いします」

他3人

「ありがとうございました。明日もよろしくお願いします」

「お疲れ様でしたー。明日もよろしくお願いします」

師長

「お疲れ様」

学生さん4人と教師は帰って行った。

予定より30分は経っていた。

「師長さんありがとうございました。お疲れ様です笑」

師長

「あぁー笑。お疲れ様ー。あの子めっちゃ泣くなー笑。これはあかん思って泣くなって言うたけどよかったかなー笑」

「あははは笑。明日が楽しみです。学生記録書いておきます。」

時間を見るとそろそろ定時。


他のスタッフは記録中。

私も学生ノートにその日あったことや指導したことや翌日何を行うかを書いていく。

B子以外はすぐ書けた。

B子についてはどこまで書いたらいいかわからなかったので全て書いた。試験をカンニングしたこととかバイタルサイン測定の意味わからないとか。

師長に泣くなって指導されていたとも書いた。

質問を多めにするべき。

なにかトラブルあれば出禁ってことも記入。


ハードな1日やった。

初めての指導者でこんなことある?

なんの試練やねん‼︎って思ってました笑


次回

バイタルサイン測定実習2日目

 学生さん3人が休憩に行った。

その時、詰所には私しかいなかったです。


師長の元に午前中に起きたことで報告と相談にいく。

師長に詳しく説明。

師長

「分からんとか…えー…まずは学校側の方針を聞いてみて。決まったら教えて。」

と言われた。

正直、すんごいめんどくさかった。せめて大まかでいいからバイタルサイン測定の意味を理解してから実習にきてほしかった。初めて?2回目?の実習やし簡単に患者さんの状態を知るためくらい言うてくれたらよかったのに…


カンファ室へ

扉をノックし開ける。

「他の学生さん3人は休憩にいきました。B子さんはどうしますか?」

教師

「実は本当に何もわかってないようで…学校でも試験や技術チェックは合格したんですが…」

「合格したのにわかってないってどういうことですか?」

教師

「それがですね…試験ではカンニングしたらしく技術は練習してできたようですが…」

ものすごく言いづらそうに言うていた。

「………そうなんですか…えぇ……?」

プチパニック。

(なんやねん‼︎カンニング?なんで今白状したん?え?え?)

こんなことを考えてました。

ふと我に返り

「バイタルサイン測定の必要性も分からない状態なら患者さんの所に行けないですが…」

と教師に伝えた。

ちなみにB子はまだ泣いていた。

教師

「はい。今日は実習に行かせられないのでここで自習させておきます」

「師長と相談するので待っててください」

教師

「分かりました」

すぐに師長に相談に行く。

詰所から見てたらしくスタンバイしていた。

しちょに詳しく話した。カンニングのことも。

師長

「えぇ?カンニング?意味わからんな笑。でも今日は実習できへんしな。今のところ病状説明の予定もないし使ってていけど…一緒に行って話に行くわ」

と言われた。

師長と一緒にカンファ室へ。

師長

「全く勉強もできてないし基本のバイタルサイン測定の必要性も理解できてない時点で患者さんの所には行かせてあげられません。B子さんは実習ではうまくいけるや知識なくてもどうにかなると思ってたんですか?」

と冷静にB子に聞いていた。

B子

「なんとなくできるかなって思ってました。でも質問されてパニックになって全然答えられないしどうしようもできませんでした」

ヒックヒックと泣きじゃくりながらで答えていたので多分こんな感じに言うていたと思う。

師長

「今日は実習できません。」

と言い放った。

その後、教師を呼び出した。

師長

「学校での指導はどうなってるんですか?こんなことが続くなら実習自体できなくなるかもしれませんよ」

的なことを言うてめちゃくちゃ怒っていた。

教師はずっと謝っていた。

師長から

「先生と2人で話すわ。また呼ぶ」

と言われ離れた。

(いつになったら休憩に行けるんかな…そろそろ戻ってきそうやけどな…)

と考えながら食事介助に入っていた。

師長から呼び出された。

師長

「B子さんは今から休憩に行ってもらって午後からはカンファで勉強。たまに覗きに行って。他の3人は計画通りでお願い。」

「分かりました。でもそろそろ3人帰ってくるので私が休憩中はコミュニケーションとカルテから情報を取ってもらっておきます。いない間はキタさんにお願いします。」

師長

「わかった。学生指導初日やった?こんなことなかったんやけどなー笑。明日もする?気になるやろ?笑」

「初日ですよー笑。確かに気になります笑。明日もさせてもらえるなら嬉しいです。」

師長

「なら明日もしよか。私もおるしな」

翌日がどうなるか本気で気になっていたので引き続き指導者になることに。


「B子さん今から休憩に行ってきて。そのあとはカンファ室で勉強しといて。時々に見にくるから。分からんことあったら聞いて」

と言いB子を休憩に行かせた。

3人が戻ってきた…

3人

「休憩ありがとうございました。午後からもよろしくお願いします」

「よろしくお願いします。ちょっと色々あって今から休憩行くから患者さんとコミュニケーション取ったりカルテから情報収集したりしといて。何かあればすぐに報告して。休憩中はキタさんに頼んでるから。」

キタさん

「よろしくね」

3人

「よろしくお願いします」


休憩中

後半休憩のスタッフとティが興味津々に聞いてきた。

ティ

「プー学生泣かしたんー?笑」

「ちゃいますよー。泣きたいのはこっちですよー笑」

師長

「B子さん大変やわ。今後の態度次第でどうにかなるかもやな…」

ティ

「何があったんですかー?(ニヤニヤ)」

(こいつうぜぇー)

って思ってたら師長が説明し出した。

その場にいたスタッフがざわついた。

ティ

「カンニングとか…パニックになったからカンニングもカミングアウト?でも初日でよかったですよね。これ患者さん受け持ってたらヤバかったかもしれないですよね…その子これからどうするんですかね…」

他のスタッフも興味津々。

確かにこんなことはほぼないと思う。

私も何年も学生指導していてこれっきりだったから。

師長

「このあと部長に報告に行くけど改善が見れなかったらその子は出禁かな。」

「学生個人で実習先出禁とかできるんですね…」

師長

「やっぱり患者さんの安全第一やからね。」

「確かにそうですよね…」

ティ

「指導初日ですごいの当たったなー笑」

「(うるせー黙れ‼︎)そうですね…明日もさせていただくことになりました。」

ティ

「えー🎵そうなーん(ニヤニヤ)」

「師長さんと話して決まりました。B子さんがどう変わるか気になるでしょー」

師長は笑いながら頷いていた。


休憩終わり

3人がカルテから情報収集していた。

「休憩からもどりましたー午後からもよろしくねー」

無理な敬語から変えてみた。

(めんどくさくなっただけ笑)

3人

「よろしくお願いします。」

A子

「キリのいいところで一旦やめてバイタル測定をしに行こうと思います。」

「わかりました。準備できたら教えて。私はB子さんのところにいます」

カンファ室へ移動。


カンファ室へ

B子いない…

どこ?トイレかな?

しばらく待ってみよー。

トイレ行くついでに見てみるか‼︎

あれー?おらんなー。

「A子さん、B子さん見た?」

A子

「休憩から戻ってきて見てないです。」

C子D子

「私たちも見ていないです」

「B子さんおらんねん。先生に連絡してもらっていい?A子さん準備できた?」

A子

「できました。」

「それならバイタル測定いこかー。2人は先生呼んでから情報取ってて。詳しくは私から伝えるから」

C子D子

「わかりました」

まずはA子のバイタルサイン測定を見守る。

午前中のアドバイスが効いている‼︎

手の震えがなくなっている。

すごい‼︎落ち着いてできている‼︎

C子

安定のスムーズさ。

D子

ミスなくできているー‼︎

みんな改善されている。

1人ずつ見守ってて感じたことを伝えていく。

なんか嬉しそうな顔してる‼︎

これが褒めるってことか‼︎

3人はまたコミュニケーションと情報収集へ。

3人が片付けている間にB子を見にいくもまだいなかった。


教師

「なにかありましたか?」


「B子さんがどこにもいないんです。どこいるかわかりますか?」

教師

「え?探してきます」

と言い小走りで去っていった。

師長に報告しよ思ったけどいないわー。

多分部長のところかな。

教師が戻ってくるまでフリー業務をしていた。

だいたい10分後

教師とB子が戻ってきた

B子

「遅くなり申し訳ありません。」

「休憩終わる予定時間から約1時間やね。何してたん?」

B子

「それは……」

泣く。号泣レベルで泣く。

それも詰所で。

(待って‼︎泣かせてるみたいやん‼︎)

「……(多分、遠い目をしていたと思う)カンファ室に行きましょうか」

こっそりとキタさんに

「師長が戻ってきたらすぐ伝えてもらっていいですか?ごめんなさい。リーダーで忙しいのに…学生さんが探してたらカンファ室おるって伝えてもらってあいですか?重ね重ね申し訳ありません。」

と伝えた。

キタさん

「オッケー。頑張れ‼︎」

(いい人やなー。なんでこの人が嫌われてるんかわからん‼︎うちは好きやで笑)

とその日のオアシス(キタさん)に心の中で告白しておいた。今思うとめちゃくちゃキモいな自分‼︎笑

救いが欲しかったんやろな笑


3人でカンファ室へ

「なんで泣いてるん?」

怒ってはないけど冷静に聞こうとした。

B子

「休憩を頂いてからふと寝てしまいまして…」

「はぁ…泣いたら疲れるしなー…」

無意識に本音が出てしまった‼︎

(やべぇ‼︎本音が出てしもた‼︎この際色々聞いてしまおうかなー笑。)

「学校の授業では寝てるん?」

B子

「実は結構寝てます」

教師は何か言いたそうだがまだ待て的な顔をする。

わかってくれたのか何も言わない。

「うちもよく寝てたのよ。学校終わったら遊びに行ったりデートしたりするやん?それで終電ギリギリまで遊んでどうにか朝起きれて学校行くけど勉強って眠くなるやん?やから寝てまうのよね。B子さんはどう?」

(ちょっと創作入ってるけどー笑)

B子

「バイトしたりデートしたりしてます。帰るのもほんとに終電ギリギリです。どうにか起きれることもあるし寝坊することもあります。授業受けてても寝てしまって全く入ってこないです」

「デートしたり友達と遊んだりバイトしたりやったらそりゃ寝るのは授業中よな。勉強もできてないから試験前に焦ってカンニングしたん?」

B子

「そうです。焦って勉強したけど全く頭に入ってこなくて諦めて試験受けたんですけど分からなくて諦めた時に答えが見えて写してしまったんです。」

「全部カンニングして受かって技術はもともとよかったんか練習して頑張ったんかわからんけど受かったんやな」

B子

「カンニングしたことで引け目があり練習いっぱいしました。」

「看護師って楽そうやと思う?」

B子

「みなさん見てたら楽しそうです」

「私は看護学生の時に実習で無視は当たり前やし暴言もあったし理不尽な八つ当たりをいっぱいされてきたのよ。担当の先生にも看護師側につかれて看護師と教師から怒鳴られるって経験ばっかりしてきたのよ。看護師1年目になっても先輩から無視されたり理不尽に怒鳴られたりミスを押し付けられたりめちゃくちゃしんどかったんよね。B子さんが見て楽しそうっていうのはみんな同じようなことをされてきてナニクソ根性で頑張って勉強してやっと信頼関係を築いてお互いに助け合って仕事をしていくのよ。ここまでは分かる?」

B子

「はい」

教師

「はい。」

(あなた[教師]には言うてないよ)

「時間かけて信頼関係が構築できるのよ。職場内での信頼関係もやし患者さんとの信頼関係も。B子さんは不正行為をして合格して技術は頑張ったけど。キツいこと言うかもやけどこの時点で私や先生や同じグループの仲間からの信頼はなくなったよね?」

B子

「はい」

泣いている。

「実習を頑張ってる3人は午前中のバイタル測定は正直イマイチかなーって部分もあったけどアドバイスしたことを全て受け入れて午前中よりものすごく良くなってる。私はこれ見てすごく嬉しかったのね。たった1時間の休憩やのに注意された所を直してくるって全く休めてないよな?」

B子

「はい」

「5分くらいまえに詰所にきて患者さんとコミュニケーション取ってるんやで。そういう1つ1つが患者さんに対しても信頼関係に結びついてくると思うんよ。」

B子

「はい。」

「B子さんは休憩に行ってご飯食べて泣いて疲れたからふと寝てしまって2時間余分に休憩取ってたよね?それってどう思う?」

B子

「ひどいです。グループでの信頼関係もなくなったしプーさんは分からないところ教えてくれるって言うてくれたのにそれを台無しにしてしまいました。」

「私から言うのもお門違いやろけどまずは夜遊びをやめて生活を見直して授業起きておく。このままやと実習行かれへんくなるで。そこは私が言うところじゃないけど…国試前とか看護師1年目であの時勉強してたら良かったってめちゃくちゃ後悔したから。自分語りで長く話してごめんな。」

B子

「ありがとうございました。生活見直してちゃんと授業うけて勉強します。そしてグループのメンバーから信頼してもらえるようにがんばります。」

「失敗は誰でもあるから失敗したあとの行動が大事やで。」

B子

「はい。ありがとうございます」

ふと扉を見ると師長がニヤニヤしながら私を見てた。

「3人を見てくるので先生はここにいますか?」

教師

「今日は基本ここにいてます。離れる時は伝えます。」

「わかりました。」

カンファ室を去る。

師長

「なんかあったん?自分語りしてたやん笑」

「それは忘れてください」

また詳しく説明した。

師長ドン引き。すぐに部長に報告しに行った。

3人の様子を見る。

コミュニケーション取ってる子やカルテを見てる子がいる。

カルテを見てたA子とC子に

「なにか分からんとことかあった?」

字の汚い先生の記録を解読したりしていた。

初日はバイタル測定とコミュニケーションと情報収集なので様子は見るけど基本、放置でいけた。

放置って言葉はあかんかもやけど…

きちんと実習できている3人をこっそり見守ったりはしていたよ。

B子に関してはガラス窓からこっそり覗くとまだ泣いていて先生から何か言われていた。


師長が戻り呼ばれた。

師長

「B子さんやねんけど明日の状態見て考慮するってことになったからね。」

「わかりました。明日はなんとかできたらいいですけどねー笑」

師長

「明日はあの子はバイタルとコミュニケーションだけね。」

「今日はカルテからの情報収集でいいですかね。患者さんにはなんて説明したらいいですか?」

師長

「カルテからの情報収集だけやな。患者さんにはまた説明に行くわ。明日から来てくれるかもしれんけど当日にならんとわからんって言うてみる。多分了承はしてくれると思うけど」

「お願いします。一緒に行ってもいいですか?」

師長

「1人で行くわ。隠れてこっそり聞いててもいいけど」

「分かりました」


師長が患者さんに説明している。

患者さんには了承を得られた。

「師長、ありがとうございます。ならこれからB子さんにカルテからの情報収集をしてもらいます」

師長

「はーい」


カンファ室に行く

泣きやんでいた。

「B子さん、明日の為にカルテから情報収集しましよか。」

B子

「はい」

先生とB子と3人で詰所にいく。

その場にいたスタッフのほぼ全員がB子を見ていた。

師長が先生を呼び出す。

明日以降の件で話していると思う。

私はB子に患者さんのカルテを渡す。

B子

「ありがとうございます」

情報収集を始めた。

それが実習が終わる1時間もないくらい前。

師長と話し終えた先生が

「私、他のグループのところに行ってきます。反省会と翌日以降の行動発表の前には戻ってきます。」

「わかりました。」

先生がA子の元に行きまた戻ってくると伝え去っていった。


長くなったので反省会と翌日の行動発表は次回にします。