恐怖の採血から1週間後


麻酔科医から麻酔について説明を受ける。


まず、事務員さんっぽい人にブースに案内される。

事務員さんに

「問診票を書いてお待ちください」

と言われ問診票を手渡される。

ふと見ると机にはパソコンとPHS1台と誰か知らない人のカルテが出されていた。

中身は決して見てない。

でも表紙に書かれているのを見てしまった。

20代女性。住所も書かれている。

しばらくするとPHSが鳴る。

電話に触ることもないので無視。

何回もかかってくる。

悪意のある人なら確実に写真を撮り何かに悪用できる状態。

前回と同様、ここの歯科は個人情報だだ漏れ。

不安しかなかった。

問診票を書き終わりぼーっと待っているとスタッフが現れ無言でPHSとカルテを持って行った。

自分の中で

(ほんまにここで抜歯してもいいんか)

という不安や疑念が強くなった。

色々考えていたら麻酔科医がやってきた。


麻酔科医

「よろしくお願いします。」

と言い名刺を渡してきた。女医さんだった。

麻酔科医から

「歯茎に局所麻酔をしてから抜歯をしていきます。副作用は〜〜〜。」

と説明を受ける。

(おかしいなー‼︎全身麻酔って聞いたのにな…これって絶対違うよなー。)

と思い確認。

「あの、全身麻酔でできるって言われたんですけどこれ違いますよね?」

麻酔科医

「え?これは局所麻酔ですね。」

「いやいや。私、全身麻酔でって言われたんですけど」

麻酔科医

「ここでは無理ですよ?」

「えぇー。外科医ができるって自信満々に言うてたんでお願いしたんですけど‼︎」

麻酔科医

「えぇー?確認しますね」

と言いどっかに行った。

めちゃくちゃイライラした‼︎

待つこと10分ほど。

麻酔科医がやってきた。

麻酔科医

「カルテ確認したら全身麻酔で可能と書いてました。○○先生(外科医)はここにきて浅いし大きい病院でも働いてるからここでの仕組みはわかってなかったんですよー。幼児なら全身麻酔でできるんですけどねー」

と言い切った。

静かにキレてしまった…

「いや、そんなん知らんやん。てか情報くらい取っとけよ‼︎報連相も出来へんのか‼︎クソみたいな採血の仕方しやがって‼︎」

って気づいたら言うてしまっていた…

麻酔科医の顔が引き攣っていた。

麻酔科医

「すみませんでした。全身麻酔で抜歯できる病院に紹介状書きます」

と言われた。

麻酔科医が処置室の出口まで見送っていた。

待合室で待っていると受付に呼ばれた。

事務員さん

「抜歯の日は来週の○日になります」

愕然とした。

「ここではせぇへんって言いましたけど‼︎」

事務員さん

「え?キャンセルですか?」

「麻酔科医に聞いたら分かりますよ‼︎情報共有してください‼︎」

事務員さんが早足で処置室に入っていった。

しばらくすると衛生士?看護師?の上の人がやってきて

「この度は〜〜〜。」

と言うていたが小声すぎて聞き取れなかった。

「全然聞き取れないんですけど…」

と言うと

上の人

「今、○○先生に電話して確認してるんですが通じなくて…」

(そんなことどうでもいいねん‼︎)

と思いながら

「いつ紹介状できますか?あと病院はどこになりますか?」

と聞いた。

上の人から

「受付で対応します」

と言いどっかに行った。

事務員さんから

「○○病院と△△病院と大学病院があります」

と言われ2つは聞いたこともない病院だったので大学病院にした。

受付から

「大学病院に予約するので紹介状と予約票が出来たら電話します」

と言われその日はそのまま帰宅した。


イライラしながら帰宅。

帰宅後、治療費の請求書と今までの歯石取りの結果表を整理していた。

1枚の結果表のコメント欄にふと目が止まりコメントを読んでいた。

歯石取りにだけしか行っていないのにコメントに

「食いしばり、噛み合わせが強いことでも歯周病にもなります。引き続きマウスピースの継続をおすすめします」

と書かれていた。

「えぇ?どういうこと?歯周病とか聞いてないしマウスピースもしてないけど‼︎」

とまた1人でキレた。

紹介状もらいにいくついでに聞けばいいかと思い3日後にやっと連絡がきた。


紹介状と予約票を取りにいく。

「紹介状もらいにきました。」

と受付にいる事務員さんに伝える。

紹介状を受け取ったあとに結果表を見せて

「私マウスピース使ったことないし歯周病って言われたこともないんですけどなんでこんなこと書かれてるんですか?」

と伝えた

確認しに行ったあと新しい結果表を持ってきて

「あのあと間違いに気づいて追いかけたんですけどいなくて、こちらでは直してます」

と言われ新しい結果表を渡してきた。


そこの歯医者は駅ビルの中のスーパーの中にあり扉はなく受付と待合室が買い物客から丸見えの状態。

便宜上、待合室と書いてるが部屋ではない。

処置室に入るところはさすがにあまり見えないように区切られている。

「いやいや。私ここに来た時は目の前で買い物して帰るのでそんなわけわからん言い訳はないでしょー笑」

と言うた。

事務員さん

「……」

「もう帰っていいですかー?」

事務員さん

「はい。」

ホッとしたような顔をしていた。

絶対ここには来ないと誓った。



次回

医大へ





ついに‼︎

ついに‼︎採血の瞬間が‼︎

恐怖感と緊張に自分だけが包まれている‼︎


外科医

「え?なにこれ?どうやってやるん?」

「え?」

つい…つい声に出してしまった…

用意されている物品は

銀色のトレイに20ccの注射器と黒色の翼針(蝶々みたいな感じの持ち手で黒色の針。多分採血される時によく見る針やと思う。)と取った血を入れるスピッツ(血を入れる容器)4本。

手動で血を引いて取るタイプ。昔ながらのタイプ。

大きい病院とか最新のところは真空採血菅(スピッツを刺して自動的に血を吸引してくれるやつ)もある。


ここの歯医者は昔ながらのタイプ。


外科医

「これ血取ったあとどうやってスピッツに入れるん?」

衛生士

「え?皆さんそのままこれ(スピッツ)に刺してましたけど…」

外科医

「え?なんで?」

衛生士さん

「いや…分からないですけど…皆さん採血したあとはそうしてますけど…」

私はそのやりとりを見て自分で駆血帯を外して腕をなおした。

それでも気づかずずっとやりとりしている外科医と衛生士さん。

外科医

「だから‼︎なんでこのままなん?そのままスピッツに刺したらいいん?」

衛生士さん

「んー…皆さんそうしてますけど…」

外科医

「だから‼︎刺した針をそのままスピッツに刺すの?」

このやりとりが数分続いた。

ついに

衛生士さんが

「わかる人呼んできます」

と言いどっかに行った。


このやりとりを見ていて外科医の言いたいことはなんとなく伝わった。

採血したあと腕から針を抜いてそのままその針でスピッツに血液を入れていいのか?針を変えなくていいのか?と聞いているはず。多分。

でもこれは衛生士さんでは分からないと思う。

衛生士さんは今までに見てきた事実を伝えている。

腕から針を抜いたあとにそのままその針でスピッツに血液を入れている場面しか見ていないから。


お互い言いたいことが伝わってないことにイライラしている。

この状況が怖すぎるし帰りたいー。

衛生士さんが誰か呼んできた。

誰か不明

「先生、ここでは採血してそのままスピッツに入れてますから」

外科医

「このままスピッツに入れるん?他に針へないん?」

誰か不明

「ないです。そのまま入れてます」

と言いどっかに行った。


外科医

「採血していきますね」

「……はい……」

ジト目で見るしか出来んかった。

駆血帯まあまあ強く巻いてくる。

外科医

「ここか…」

刺していく。

垂直っぽい角度で刺してくる。

今までより1番痛い。

「い"ぃー‼︎」

つい声出してしまった。

外科医は刺したまま針を動かす。何回も。

その度、強烈な痛み。

腰の痛みもありちょっと殺意を覚えた。

何回も刺したまま針を動かして血管を探してくる。

通りかかるスタッフがめっちゃ見てくる。

(早く‼︎早く辞めさせてくれー‼︎)

我慢した。

ついに外科医が

「ちょっと抜きますね」

と言い針を抜いた。

痛すぎて魂が抜けるかと思った。

通りかかったスタッフが看護師を呼んできた。

看護師

「かわりますねー」

ジト目でしか見れなかった。


看護師がもう片方の腕に駆血帯を巻いてくる。

いい感じの強さで巻かれている。

(これなら血管はわかるはず。)

思った通り血管はわかった。

看護師が針を刺した。

血液が返ってきた。

(うまくいった)

とホッとしていたら

看護師が

「あれ?ディスポ(注射器)どこ?あれ?」

とか言い出した。

(このやろー‼︎)

と思っていたらドヤ顔で外科医が

「これ(注射器)で(血液を)引いたらいいん?」

と言い吸血していく。

外科医

「どのくらい必要なん?」

看護師

「15ccあればいけますよー」

(そんないらんで‼︎まあ多くても15か?てかちゃんと引けるようにしとけよ‼︎くそがー‼︎)

と思っていると外科医は20ccの注射器にギリギリ入る量(だいたい25cc入る)を取った。


針を抜いた看護師はトレイに血液の入った注射器を起き衛生士さんに

「これスピッツに入れといて」

と言いどっかに行った。

衛生士さん

「え?どうやって入れるんですか?」

って看護師に聞いてたけど無視して行った。

数人の衛生士さんが来て

「確かー、この4本に全部入れれるようにしたらいいんやで」

と言いなんとなく入れていた。

スピッツに入れるまでに数分経っていた。

(血固まるやんけ‼︎)

と思いながらみていた。

やっぱり少し固まってきつつあったようでグイグイ押しながら血液をスピッツに入れていた。


やっと終わった‼︎

帰れる‼︎

と思ったが衛生士さんに

「今から手術の説明するから少し待っててください」

と言われその場で待たされた。

10分ほど経過。

その間にいろんな患者さんの情報が流れこんできた。

個人情報もくそもないな‼︎と思いながら腰の痛みと闘っていた。


やっと外科医がきた

書類を持ってきてサインして終わり。

こんな待たされる意味よ‼︎と思いつつよく呼んでサインして処置室を出た。

処置室に入って出るまでに1時間45分経過していた。


こんな恐怖しかない採血は初めて経験した。

採血嫌いの人なら絶対パニックになってたと思う。

採血嫌いじゃなくてもパニックになると思う。


次回

麻酔科医との面談


外科医の説明が終わり術前検査の為、採血をすることに。


リクライニングチェアを倒して採血をするようで背もたれを倒されて採血の準備が終わるのを待っていた。

採血セットが用意された。

衛生士さん

「採血はされたことありますか?」

「何回かあります」

衛生士さん

「その際、出来てました?」

「??出来てましたけど…?」

(どういうこと?)

衛生士さん

「分かりました」

と言いどっか行った。

外科医がきた。


外科医

「お待たせしました。今から採血しますね」

「お願いします」

なかなか駆血帯巻かれない…

外科医

「これ(布製の駆血帯)どうやって使うん?」

衛生士さん

「皆さん巻いてましたけどね…」

「……」

(えっ?うそやろ?駆血帯も使えんで採血?まじ?)


私の頭側に外科医と衛生士さんがいて声は聞こえるのに姿が見えない状態。

外科医

「こんなん(布製駆血帯)使われへん‼︎こんなん(布製駆血帯)どうやって使うん?ゴムのやつ(ゴム製駆血帯)持ってきて」

衛生士さん

「分かりました」

数分後

衛生士さん

「これとこれしかなかったです」

なにを持ってきたかは見えなかったので分からなかった。

外科医

「これや。これ‼︎このやつ」

多分ゴム製駆血帯。


ちなみにゴム製駆血帯は昔ながらあるタイプ。ゴムを挟んで縛るタイプ。

布製駆血帯はワンタッチ駆血帯って呼ばれてる物。

いろんな柄があってゴム製駆血帯より優しみがありそうな感じ。


ついに手元に外科医が来た。

この時点でめちゃくちゃ恐怖感しかない。

外科医が右腕に駆血帯を巻いてくる。

めちゃくちゃ緩い。

(こんな緩かったら血管出てこんし‼︎)

外科医

「あれ?んー?あれ?」

ベシベシ右腕を叩いてくる。

(無理やって‼︎)

外科医

「寝てたら採血出来へんやん‼︎」

と衛生士さんに怒り出した。

(寝ながらでも出来ますけどー‼︎怖いよー‼︎)

背もたれを起こされる。

ちなみにまだ駆血帯は巻かれたまま。

ゆるゆるに巻かれてるので血液が止まることはない。腕輪をしている気分。


やっと外科医が気づいたのか

「あっ‼︎駆血帯外しますねー」

少ししてまた駆血帯をまかれる。

ゆるゆる。

アルコール綿で拭く。

拭く。腕ベシベシ。拭く。ベシベシ。拭く。ベシベシ。

(どんだけ同じことすんねん‼︎)

外科医

「この椅子やと無理やわ‼︎」

衛生士さん

「すぐ椅子用意します」

駆血帯外される。

この時点で私の腰、限界に近づいてきて激痛。

椅子が用意された。


キャスター付きの背もたれが腰までの椅子。

高さマックスにされていて私のお尻よりちょい高いくらい。

腰激痛でキャスター付きの椅子。高さマックスで座ることに別の恐怖感しかなかった。

のっそりのっそり移動しキャスターがコロコロ動く中、どうにか着席。

キャスター付きの机?台車?に腕を置かれる。

外科医が来ない。

数分待つ。

やっと来た。

また駆血帯巻く。

アルコール綿で拭く。ベシベシ叩く。

拭く。ベシベシ。拭く。ベシベシ。

また同じことの繰り返し。

衛生士さんがどっかに行った。

タイミングを見て

「先生、もっと強く縛らないと血管出てきませんよ?」

勇気を出して言うてみた。

外科医

「え?え?」

「駆血帯緩いんでこれやと無理ですよ」

外科医

「あっ。」

と言い強く縛った。けどそれでも緩い。

拭く。ベシベシ。拭く。ベシベシ。

また繰り返す。

アルコール綿が乾燥してきている。

外科医

「うーん。うーん。」

「家で取って持ってきましょか?」

外科医

「そんな出来ないでしょー?」

バカにした言い方された。

イラっとしたので

「母が看護師なんで出来ますけど‼︎」

と言うてしまった。

自分が看護師とは絶対にバレたくなかったので母と言うた笑。

外科医

「えっ?あっ‼︎少しお待ちください」

またどっか行った。


採血準備できてからこの時点で30分は経過していた。

採血は準備含めて大目に見て10分あれば余裕で出来る。

帰りたい‼︎帰りたい‼︎帰りたい‼︎

日帰りで出来るって言うから決めたのに…


腰の痛みで冷や汗ダラダラ。


また外科医来た。

また駆血帯を巻く。

今度はまあどうにか血管出るかー‼︎レベルの強さ。

新しいアルコール綿を取り出して拭く。

拭く。ベシベシ。拭く。ベシベシ。

また繰り返す。

「先生、ここにありますから。」

腰の痛みと採血に対する恐怖感で言うてしまった。

私は採血されることはなんとも感じないタイプ。

刺されたら痛いなーとか思うけど。採血の練習でも良く腕を貸していた。練習相手にはよく

「血管わかりにくいし失敗しそうやし嫌やけど練習にはなるー」

と言われていた。

そんな私がめちゃくちゃに恐怖感を感じている。

これは私以外ならブチ切れて帰ってると思う。

今でもよく耐えたな‼︎と思っている。

外科医

「えっ?」

拭く。ベシベシ。拭く。

外科医

「あっ‼︎ここかな…」

「………」

冷めた目で見ている。

ついに刺す時が‼︎


次回

ついに刺すか?


ほんとにこんな採血が怖いと感じることがあるんか‼︎ってくらい怖かった。

採血の時に逃げ回る子どもいるでしょ?あんな感じで逃げまわりたかった。