去る9月4日に、国連総会において、使用する世界地図を
従来の"メルカトール図法"から"イコールアース図法"に変更する決議が
採択されたいうことです。
この決議に国際的な法的拘束力はありませんが、今後、
国際機関等が使用する地図の選択に大きな影響が波及することが想像されます。
"メルカトール図法"は地図上の角度が正確ではありますが、
高緯度ほど極端に面積が増大してしまう欠点があります。
そのため、アフリカ大陸、南米、南アジアや東南アジアが相対的に小さく、
ヨーロッパや北米大陸が(高緯度ほど極端に)大きく表示されます。
例えば、アフリカ大陸とグリーンランド島が
ほぼ同じ面積で表示されてしまっているという実例が指摘されます。
実際の面積は、アフリカ大陸はグリーンランド島の約14倍にも関わらず、
そのようなことになってしまうのです。
私たちは知らず知らずのうちに、そのような地図を折に触れて眺め、
脳裏のそのイメージを焼き付けてきているのです。
そして、こういったことが積もり積もって、
所謂"南北格差"を潜在的に助長しているという見方がありました。
一方の"イコールアース図法"は、
地図の中心から外れるほど角度の歪みが生じますが、
面積を正しく表示できる点が画期的ということでしょう。
この変更は、現時点では小さな一歩かもしれませんが、
案外とてつもなく大きな変革に繋がっていくかもしれません。
私個人としては、この決議の採択を大いに支持するものです。
日本は勿論この決議に賛成したということです。
世界の平和に貢献する日本であり続けてほしいと願わずにはいられません。


