"蒲蒲線"は必要か!?〜鉄道ファンならずとも真剣に考えたい羽田空港アクセス問題〜
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JR蒲田駅(京浜東北線)との乗り換え駅となっている東急の蒲田駅と、
そこから微妙な距離を置いて東に離れている京急の蒲田駅(京急蒲田駅)を、
何らかの形で結んで、羽田空港へのアクセス・ルートを増やそうという構想は、
かなり以前から語られてきました。
しかし、東急はJR在来線と同じ軌間の狭軌(線路幅1067mm)、
京急は新幹線と同じ標準軌(同1435mm)の違いがあるため、
東急線の電車がそのまま京急に乗り入れて羽田空港まで直通することは、
なかなか考えにくい前提があります。
しかし、東急電鉄の路線網の近年の改革的整備によって、
(東京メトロ副都心線を介して東武東上線や西武池袋線にもつながっている)東横線と、
(東京メトロ南北線と都営三田線にも繋がるようになった)目黒線が、
田園調布駅と多摩川駅の間に在る連絡線を活用すれば、
両線の電車を多摩川線に直通運転できる線路体系は既に完成したことから、
首都圏広域を包括的に見る視点から、羽田空港アクセスのルートを増やす施作の一つとして、
蒲蒲線の実現を考える動きが具体化してきました。
そして今般、大田区など関係者から下のリンクのような事業計画が発表されました。
大田区ホームページの新空港線(蒲蒲線)メインページ ↓
しかしその内容には問題点も多く内在しているように思われます。
<蒲蒲線計画の見直しを求める住民の会>WEBサイト ↓
東急東横線&メトロ副都心線/東急目黒線&メトロ南北線&都営三田線方面から
羽田空港へのアクセスの多少の改善にはなるかもしれませんが、
大田区民としては、現況としては蒲田駅で平面で短時間で乗り換えができる
東急池上線&多摩川線の相互利用の利便性が大幅に損なわれるなど、
デメリットが余りに大きい今回の提示案であると考えられます。
また、JR京浜東北線からのアクセスを考えると、
蒲田駅でJRの地上ホームから地下深くの多摩川線新ホームまで時間がかかり、
新蒲田駅(仮称?)まで一駅2分程度乗って、
その地下ホームから高架線の京急蒲田駅のホームまでたま時間がかかり、
概ね十数分かかりそうです。一方で、
JR蒲田駅から商店街を通って徒歩で京急蒲田駅まで10分足らずで行けることを考えると、
1000億円規模の投資効果に疑問を感じる市民(区民)が多いのも頷けます。
大田区民でもあり、鉄道ファンでもある私の、素人考えかもしれませんが。。。
東急蒲田駅を地上に残したまま多摩川線ホームを拡張して、
東横線や目黒線からの直通列車を受け入れ可能としつつ、
蒲田駅の西口と東口の両方から、AI自動運転の空港アクセスバスを
環状8号線などの羽田空港までの道路にバス専用(優先)レーンを整備するなどして、
運用開始する、といった方法の方が、
少ない投資で便利な空港アクセスになると思うのですが、いかがでしょうか。
東京では数少なくなった起終点駅らしい構造と雰囲気が残る、東急蒲田駅です。
乗車ホームと降車ホームを使い分けられる4線5面の規模を持っています。
改札口付近の余裕がある空間です。
日中は、池上線と多摩川線がほぼ同時に発車するケースが多くみられます。
左の電車が多摩川線の多摩川行き、右の電車が池上線の五反田行きです。




