アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第131巻の紹介です。
毎号のお楽しみとなっているNゲージサイズ車両模型は、
戦後の復興期から昭和末期まで働いた"国電"の顔だった、
63・73系直流電車クモハ73形のスカイブルーをまとった姿です。
それではいつものようにパッケージを解いて
奥底から第131巻の冊子を取り出していきましょう。
巻頭記事はこのところの恒例通り、
付録模型車両形式の解説になっています。
戦中末期にモハ63形として戦時設計で質素に製造されて、
後に更新改造を受けてクモハ73形となった、
旧型国電を代表する先頭車の中で、特に全金属製車両に
なった一群は、なかなかスマートな姿になっていました。
近代的な101系や103系が大都市圏に導入されると、
地方線区に配転されるものもありました。
中でも、富山港線用になった車両は、
塗装をぶどう色からスカイブルーに改められて、
異彩を放っていました。
次のページには、新幹線開業前夜の時代の電車特急の嚆矢、
「こだま形」にラインナップされた電動グリーン車、
モロ181・180形の特集です。
電動車は騒音や振動の面で上位等級車両には不利と考えられて
いましたが、展望車付客車特急の電車化として、
1960年から"つばめ" "はと" "こだま"を豪華編成で運用する際に、
中間電動車の2等車(後の1等車〜更にグリーン車)が必要になり
誕生した形式です。
151系で運用された"つばめ" "はと" "こだま"の編成は、
クロ(パーラーカー=今日のグランクラス!?)+モロ+モロ
+サロ+サロ+サシ(食堂車)+モハシ(ビュッフェ付普通車)
+モハ+サハ+モハ+モハ+クハ、の12両構成でした。
本号は国鉄時代の車両の記事が続きます。
更にページをめくると、旧型客車の写真が目に飛び込みました。
戦前戦中に製造された木造客車の多くが鋼体化改造されましたが、
その際に様々な仕様が誕生しました。
その中の3等客室に荷物室を備えた合造車がオハニ36形です。
国鉄末期まで稼働して、今でもJR東日本でイベント用に1両、
大井川鐵道にSL列車用として1両、在籍しています。
「鉄道建築」シリーズは、JRと近鉄が改札口を共有する参宮駅、
伊勢神宮参拝の玄関口、伊勢市駅の特集です。
近鉄特急、特急「南紀」、快速「みえ」等が行き交う
広い構内を持つ駅です。
そして巻末は「観光列車」シリーズです。
本号では、成田空港(新東京国際空港)と東京(京成上野駅)
を最高時速160kmで結ぶ空港連絡特急、
スカイライナーAE形(2代目)の特集です。
成田空港の開業の遅れ、空港駅のターミナルビル直結の遅れ、
京成電鉄本線の線形の不利による高速化の困難、等の諸条件から、
初代AE形はどちらかと言えば不遇をかこった感がありましたが、
北総鉄道を延長した短絡ルート「成田スカイアクセス」の完成
によって、2代目は一気に存在感をアップしてきました。
新幹線を除く日本の鉄道では最高時速となる160kmで疾走する
スカイライナーは、インバウンド増加の今日の空港輸送を支える
エースとして、JRの成田エクスプレスと競いながら活躍しています。







