昭和の時代の姿をご記憶の方もまだ多いことと思います。
2023年の1月末日をもって惜しまれつつ閉館となった東急百貨店渋谷本店の1階に片隅に
嘗て展示してあった、昭和40年頃の渋谷駅のジオラマを撮影した写真を
先週から毎日1枚ずつアップしています。
今日のカットは、明治通りと一体になった
東口広場の都電風景を南側から俯瞰したものです。

昭和40年頃の渋谷駅東口には、
都電の数多くの路線が集結していました。
青山方面からループ状に渋谷駅にアプローチしてくる
線路は、右手前から進入して、
上方で宮益坂方向に右折して折り返していきます。
左側の行き止まりになっている線路が、
手前側の天現寺・中目黒方向に向かう線路です。
私が生まれる前の時代には、玉電が東横百貨店一階を通り抜けて、
(つまり国鉄山手線&貨物線の線路を潜り抜けて)この東口に出て右折して、
この中目黒方面の都電に直通運転していたそうです。
そう言えば、現在の大工事の為に解体する前の東急百貨店(旧東横百貨店)の
一階の通路の一部が複線の跡のような頑丈な造りになっていたことが、
思い出されます。それが、玉電が通り抜けていたルートの痕跡だった訳です。
写真のほぼ真ん中に立つ建造物は、ポイント切り替えや
各電車に行き先を伝達する監視塔です。
都電が現役だった時代の、何とも懐かしい風景です。