<私鉄全駅・全車両基地>シリーズの記事も、
全国の大手私鉄を一巡して、いよいよ終盤になり、
東京の地下鉄を網羅した後、いよいよ
大阪と名古屋の地下鉄を残すのみとなっています。
今回は大阪の地下鉄、大阪市交通局の紹介号です。
幼少期に父親と関西方面を訪ねた際に、
確か御堂筋線に駅に降り立った時の記憶が微かにあります。
東京の地下鉄では見られない、
丸く高い天井が広がる巨大な空間を見上げた時の情景が
今でも瞼の裏に蘇ってきます。
大きくて堂々とした空間は、
商人の街=大阪の心意気の現れなのでしょうか。

###私鉄全駅・全車両基地31/大阪市交通局###
御堂筋線、谷町線、四つ橋線、中央線、千日前線、堺筋線、
長堀鶴見緑地線、今里筋線、南港ポートタウン線、
北大阪急行電鉄南北線、が紹介されています。

大阪市街の中心拠点駅とした名高く、
丸く高い天井が広がる大空間が贅沢な
御堂筋線ホームの威容等、
様々な大阪地下鉄の表情が紹介されています。
また、戦前から戦後にかけての懐かしい情景から、
今日の新交通システム線の軽快な走行風景まで、
様々な記事と写真が満載されています。

勿論、全駅と車両の紹介も毎号の通りに網羅されています。
大阪市交通局単独運営の路線は、
第三軌条伝集電方式が主体です。
山手線内を東京市電(後の都電)の独占地域とする
施策をとった為に、大手私鉄の起点駅が
山手線の駅で頭打ちになった経緯を持つ東京では、
山手線内を中心に地下鉄網が整備され、
その両端で私鉄(一部は国鉄地(現JR)との
相互乗り入れが発達しました。
しかし、大阪では私鉄が大阪環状線の内側まで路線を
延ばして、独自のターミナルを持っていましたから、
相互乗り入れの必要性があまり高まらなかったのでしょう。
阪急千里線・京都線と相互乗り入れをしている堺筋線のみ、
架線集電方式を採用しています。
ユニークなのは中央線で、相互乗り入れの相手方、
近鉄・かいはんな線の方が第三軌条方式を採用して
新線として建設されたという、珍しい事例になっています。

巻末に近いページにある「大阪市交通局早わかり」は、
とてもよくまとまった情報が掲載されています。

久しぶりに大阪の地下鉄の乗ってみたくなった私です。