「刑事コロンボ」シリーズの紹介を続けています。
私はほぼ全作品の日本初放映を見てきたので、
懐かしく想い出しながら記事をアップしています。

「刑事コロンボ」シリーズの記念すべき第1作「殺人処方箋」と、
テレビ映画シリーズ化を決定的にした第2作「死者の身代金」によって、
一躍人気キャラクターとして認知されたピーター・フォーク扮する
刑事コロンボの大活躍が始まりました。

「NBCミステリー・ムービー」で定例放映化が決まり、その最初の作品が、
若き日のスティーヴン・スピルバーグが監督した「構想の死角」で、
続く「指輪の爪あと」と「ホリスター将軍のコレクション」も傑作でした。
そして「二枚のドガの絵」と「もう一つの鍵」に続く通算第8作が、
この「死の方程式」です。

実は、テレビ映画シリーズ化となった「死者の身代金」から始まる
第1シーズンは、当初は6作品の予定だったそうですが、
NBCの役員の幹部達があまりの面白さに驚き、
急遽もう1本を追加することになったのが、
この「死の方程式」ということです。
実際の全米での放送は、第1シーズンの7作品中の
6番目としてオンエアされたようです。

急遽細作が決まったため、監督・撮影・音楽等の
スタッフの陣容も若手は起用されましたが、
出来栄えはなかなか素晴らしいものになっています。

DVD「死の方程式」

###刑事コロンボDVDコレクション vol.32###
         旧スルーズ第8作
         「死の方程式」

監督=エドワード・M・エイブロムス
脚本=ジャクソン・ギリス
製作=リチャード・レヴィンソン&ウィリアム・リンク
撮影=ハリー・ウルフ
音楽=ギル・メレ
出演:
ピーター・フォーク(刑事コロンボ)
ロディ・マクドウォール(ロジャー・スタンフォード役)
アイダ・ルビ丿(ドリス・バックナー役)
ジェームズ・グレゴリー(デヴィッド・バックナー役)
アン・フランシス(バレリー・ビショップ役)


隔週刊「刑事コロンボ」vol.32

制作スタッフに若手が起用された効果が吉と出た作品です。
テンポよく見ごたえ十分のストーリー展開です。
最初は頼りなさそうな主人公(犯人)は
直ぐにボロを出しそうな感じを視聴者に抱かせつつも、
なかなかしたたかに局面を潜る抜けて、
まんまと社長の座に就きます。
しかし最後は、コロンボの計略にはまって、
自白と同等の行為を引き出されてしまいます。
クライマックスのシーンが、
岩山を登る観光地のロープウエイという設定は、
まるで映画<007シリーズ>のようでもあります。


YouTube / 刑事コロンボ 死の方程式 SHORT FUSE