昨日の記事に続けます。
冷えきっている日韓の政治的な関係には落胆せざるを得ませんが、
文化の面では是非とも友好関係を維持していきたいものです。

「鐘楼」護国の鐘

2011年末に、韓国の地方都市で開催された音楽祭=
<LEE Sang-Guen International Music Festival>
を訪問してた時の旅行記です。
(全体概要は昨日の記事を参照)

開催四日目には、現代音楽分野の作曲コンクールの
本選コンサートが開催され、私も審査員の加わりました。

11月27日(日)15:00開演 / 慶南芸術センターホール
<作曲コンクール本選会&招待作品演奏会>
審査員=CHIN Kyu-Yung(長/韓国)
    CHAN Wing-Wah(香港)
    MATSUO Masataka(日本)
     Jean-Luc Darbellay(フランス)

譜面審査による予選は、韓国国内作曲家を審査員として
既に行われ、これを通過した5作品が入選作品として演奏され、
その中から第1位・2位・3位を決定するというものでした。
当日に演奏された入選作品は、下記の5曲でした。

1)Zshyo-Scheejching RYO(Mongolia)/
  Chasses aux sorceres for Violin, Viola and Violoncello
2)SIN Geol (Singapore)/ Contrast for woodwind quintet
3)JIN Seul-gi(Korea) / Alice's Adventure in Wonderland
4)LEE ea-jin(Korea)/ Wellen for bassoon and percussion
5)YANG Seung-won(Korea)/ Threnody for String Quartet

どの作品の決定的なアヴォヴァンテージをアピールする
抜きんでた存在感はなく、4名の審査員の票は分散しました。
例えば<日本音楽コンクール>や<現音作曲新人賞>の本選会
のような入選曲の水準ではまだないといったところが、
私の率直な感想でした。
その中で、3)が第1位、5)が第2位、2)が第3位、
を受賞する結果となりました。

主催関係者の内々の言によると、今後は、
日本の若い作曲家にもどしどしこのコンクールに応募していただき、
水準の向上と演奏会・音楽祭の盛り上げに一役も二役もかってほしい
ということでした。

若い作曲家の皆さん、韓国の作曲コンクールにも、
積極的の挑戦してみませんか!


<LEE Sang-Guen International Music Festival>の
プログラム冊子の作曲コンクール解説頁
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-普州音楽祭作曲コンクール・プログラム頁

会場ガラス張りのファサード越に眺められた紅葉の風景
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-慶南芸術センターからの眺め