キト訪問演奏旅行回想録を続けてきました。
一昨日はエクアドルとの国際交流に至った経緯を、
昨日は20年前の訪問の際の珍道中記を、それぞれ披露してきましたが、
今日は、国立ユース管弦楽団との協演という形で実現した
国際交流演奏会について回想したいと思います。

エクアドルには国立交響楽団もあるそうですが、
若い演奏家をメンバーとして国立ユースオーケストラが、
日本との交流の演奏団体として抜擢されることになりました。
現代作品への適応力等を勘案して、現地のプロデューサーが
決断してくださったということでした。

現地のユースオーケストラの常任指揮者が、
エクアドルを拠点に活躍する前田さんとの協演による現地の作曲家の作品、
日本から同行した田村拓男さんが指揮を執り、
同じく同行者の西川浩平さんの篠笛独奏による
ディエゴ・ルズリアガ氏に作品=<LITURGIA・礼拝>、
私が自作を指揮することになった
<飛来Ⅳ~ピアノと室内オーケストラの為に>等が並ぶ、
なかなか多彩なプログラムになりました。
拙作のピアノ独奏は奈良栄子さんが弾いてくださいました。

ユースオーケストラのメンバーは若いだけに素直で吸収が早く、
現代作品にも積極的にアプローチしてくれました。

エクアドルでは、大抵のオーケストラ演奏会は、
国家からの提供で無料というケースが多く、
聴衆は自由なマインドを持っているそうで、
古典的なレパートリーでも現代音楽プログラムでも、
分け隔てなく詰めかけてくるということでした。

実際、私たちの国際交流演奏会も、
まずまずの聴衆に動員に恵まれ、盛り上がりました。

あれからもう10年以上が経ってしまいました。
ルズリアガ氏にも暫く会えていません。
また何か有意義な交流を実現したいと考えている私です。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-Diego Luzuriaga氏との出会い
(1992年ワルシャワにて~
     ルズリアガ氏と出会ったISCM音楽祭にて)