昨日から、昨年の中国演奏旅行の海外紀行をアップしています。
今日は2025年5月17日の模様をレポートします。
5月16日に北京入りした私たち(洗足学園現代邦楽アンサンブル)には、
翌日17日に1回目の公演が予定されていました。
今回、中国側主催者は、中国最高峰の音楽教育機関である中国中央音楽学院を会場として開催中の
【北京現代音楽祭】の一環としての演奏会を、私どもに託してくださいました。
5月17日(土) 《北京現代音楽祭/日本現代邦楽音楽会》
北京中央音楽院演奏ホール 19:30開演
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
プログラム
1)盧鵬飛/「涼風秋月」(二胡、中国笙)-新作初演-
2)神如道生曲/「無住心曲」(尺八)
3)八橋検校/「みだれ」(箏)
4)津軽民謡/「じょんから節」(三味線)
5)梁楠/「伝言」(中国笙、十七絃、チェロ)-新作初演-
6)黛敏郎/「文楽」(チェロ)
7)郑阳/「大漠幻影」(中国笙、三味線、チェロ)-新作初演-
8)松尾祐孝/「美しの都 III 」(尺八、十七絃)
9)梁楠/「伝言」(中国笙、十七絃、チェロ)-新作初演-
10)松尾祐孝/「たゆたいのとき II」
(尺八、三味線、箏&十七絃、チェロ)-新作初演-
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
プログラムは、私=松尾が日本側の希望曲目を提示した後、
中国側から国際交流としての中国現代音楽作曲家の作品の組み込みの提案があり、
それらを組み合わせて、計10曲の多彩で盛りだくさんなものとなりました。
尚、主催者の希望もあって、私が今回の訪中メンバー全員の編成のための新作を作曲することになり、
この北京公演で初演という運びとなりました。
美味しい中国料理の朝食を北京民族飯店でいただいた後、北京中央音楽学院に向かいました。
リハーサルは、ホール仕様の大きな教室で行いました。
中国の作曲家3名の作品は中国笙を含む三重奏作品であったため、
日本では笙を除く二重奏での合わせしかできていなかったため、
この日の最初の全員での合わせがそのまま最後のリハーサルということで、
非常にタイトなスケジュールを強いられた演奏旅行の胸突き八丁が、いきなり始まりました。
私の新作の世界初演に向けての最終チェックも行いました。
夜の帳が降りた後、いよいよ私たちの1回目の公演を迎えました。
会場には北京中央音楽学院の学生や関係者のみならず、さまざまな方々が多く駆けつけてくださり、
最後列の後ろに立ち見客がずらりと並ぶほどの超満員となり、熱気あふれる公園となりました。
下の写真は終演後の記念撮影のショットです。
中国側のキーパーソンである葉小鋼(Ye Xiaogang)氏もお忙しい中を駆けつけてくださいました。
氏と私は《ISCM-ACL World Music Days 1988 Hong Kong》でお会いして以来の旧知の間柄で、
このような形での国際交流に繋がった長年にわたるご縁に感じ入っている次第です。
自作の初演のみならず中国作品3曲も合わせて4作品の初演を指揮することになった私でしたが、
途中でインタビューを受けて英語でスピーチをする場面にも急遽遭遇して、大変な本番となりました。
終演後には場所を移して打ち上げの会食となりました。
中国の伝統建築を模した建物の有名なレストランにご案内いただき、
皆さんと交流しながら舌鼓を打ちました。



















